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学習発表会の振り返り

自分の力量形成のために,さっそく振り返ります。

成果~よかったこと~

以前,こんなノートを書きました。

行事が成功する鍵は,行事が自分事になるかどうかだと思っています。教師だけが本気になって子どもは冷めている行事は,意味がありません。子どもは成長しないし,教師の負担ばかり大きくなります。結局は,教師の自己満足になってしまいます。

そこで自分事にするためにぼくが考えていることは,子どもに主導権を渡すこと。そのために,一緒に作ることを大切にしています。脚本,大道具,衣装,振り付けなどを一緒に作ります。

そして,本来教師側だけしか知らない職員会議などで決定されたことなどを,どんどん情報公開していきます(もちろん,個人情報など秘密にするものもあります)。担任と子どもとで,知っているものを共有するのです。

お笑い芸人で絵本作家のキングコング西野亮廣さんが,こんな話をしています。

BBQ型の行事指導。イメージとしてはそれです。

今回もそれをしました。すると,本番前に「もうちょっと笑いが欲しいんだけどなあ」って言うだけで,空いた時間に笑いをとるための動きの練習が始まります。なぜなら,子どもたちも笑いが欲しいからです。価値観が同じだからです。

やっぱり,行事は子どもたちに任せた方がいい。そんな思いを新たにした学習発表会でした。これは,学習発表会に限ったことではありません。これからの行事,もっと言えば,学級経営にも使いたい考え方です。子どもたちを巻き込んで学校を運営できれば,楽しそうですよね。

課題~よくなかったこと~

こちらは細々と色々なことがあります。でも,一番大きな学びは「全ての計画を始めに大風呂敷で広げておくことをしなかった」ことです。

粗くてもいいから,全ての計画を始めにドーンと広げておく。そうすれば,もっとスムーズに事が運んだように思いました。例えば,予行練習の前に管理職に見てもらう日の朝に,小道具を買いに24時間スーパーにいました。もっと必要なものに急に気が付いたんです。

ただ,それはその段階だったから気が付いたわけではなくて,計画を具体的に練っていれば気が付いたものでした。つまり,小道具に関しての計画が甘かったわけです。

さらに言うと,日程面もです。本番当日から現在地まで逆算することをしませんでした。すべて行事担当者から出された日程や情報を受けてから計画を練る。そうすると,どうしても一歩二歩遅れてしまいます。出足が遅れると,その後の進捗状況にも遅れが生じる。子どもたちにも負担になるし,教師が放課後遅くまで残って準備することになりました。しかも,そうやって準備したものに限って使う頻度が短いものです。自己満です。

「行事に取り組む」となったら,始めに全ての計画を広げて俯瞰する。そして,子どもたちと共有する。そうしたら,より自分事になる部分が増えそうです。これからも続けたいと思いました。

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