くーねる✕まねぶ いりたてコーヒー教室

「コーヒーが飲めない」人でもすっきりゴクゴク飲めたりするコーヒー、あります。 もちろん…

くーねる✕まねぶ いりたてコーヒー教室

「コーヒーが飲めない」人でもすっきりゴクゴク飲めたりするコーヒー、あります。 もちろん旨味もしっかり。 コーヒーの概念が変わる。かも? ピンときた方、ご検討下さい。 「コーヒーの沼は深く、人生は短い」。 一期一会。 https://www.kuunerumanebu.com/

最近の記事

【初珈琲編 72】「ブラジル ホリゾンティーナ農園 パラベンス」 浅、中浅、中、中深煎り

「ブラジルらしからぬ旨味。いい意味で」 区切りの600投稿目は豆のレビュー。 言わずと知れたコーヒー王国、ブラジル。 世界のコーヒー豆のおよそ3分の1を生産しているので、ひとくちに「ブラジルの豆」と言っても様々な種類の豆があります。 これまで10種類ぐらいのブラジルのコーヒーを飲んできましたが、ほぼ共通している旨味はナッツ感。これがベースとして横たわっています。 (といっても、それは小生がそのように感じているというだけで、違う表現をされているのも多々あります) そし

    • 【初珈琲編 71】「ケニア ピンクフラミンゴ」 中浅、中、中深煎り

      「明るい柑橘系と甘い系果実感の旨味」 引き続きケニアの豆。ピンクフラミンゴ。 アフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷、グレート・リフト・バレー。 その谷の中で、ケニア中部にある、ナイロビに近い、ナクル湖。 そのナクル湖あたりで生産された豆。そしてそのあたりに生息するフラミンゴ。 さてお味の方は。 ほどよいボディ感。 旨味としては、他のケニアの豆でも感じた、明るい柑橘系の旨味。それはグレープフルーツのような。 加えて、ベリーのような、甘い系の果実感。 中~中深煎りではそれ

      • 【初珈琲編 70】「ケニア ニエリ ガトゥリリ AB」 中浅、中、中深煎り

        明るい柑橘系の旨味」 少し前に飲んだケニアが個性的だったので、ケニアを少し追及。 ケニアの真ん中あたりの「ニエリ」という地区の豆。 品種はSL28やSL34という、ケニア特有の種類。 さてお味の方は。 浅めや中煎りくらいまでは、柑橘系の旨味。柑橘系といっても、中南米系のオレンジのようなそれではなく、グレープフルーツのような明るい感じの柑橘系。 浅めでは酸味もいくらか。ただ柑橘系と酸味とは重複する感じなので、味の厚みを感じたい場合は中煎りに寄せる方が個人的には好みです

        • 【初珈琲編 69】「ブラジル さくらブルボン」 中浅、中、中深煎り

          「華やかで洗練されたブラジルの味」 さくらブルボン。 命名からして桜の時期には出回る豆ですが、入手が遅くなったため今の時期に試飲。 ちなみに「さくら」という命名ですが、サクランボの味とは特に関係がございません。 さてお味の方は。 少し浅め焙煎でも酸味はなく、ブラジル特有のナッツ感を感じます。 そのナッツ感を、他の豆よりも華やかで、かつ洗練されたように感じるのはさくらブルボンだからかもしれません。 ワンランク上をいくブラジルの味、みたいな。 中煎りでも、その華やかさや

        【初珈琲編 72】「ブラジル ホリゾンティーナ農園 パラベンス」 浅、中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 68】「ドミニカ ティピカ ウォッシュド」 浅、中浅、中、中深煎り

          「形容するのが難しい旨味」 ドミニカ共和国。 といえば、カリブ海の島国。キューバやジャマイカの東側。 広島東洋カープが助っ人外国人の育成を行っている、という印象があります。 ドミニカの豆はなかなか見かけません。 以前に「プリンセサ」という豆を飲みましたが、それはナチュラルの豆だったからか、どっしり重厚なボディ感でした。 産地もいろいろあるようですが、バラオナという地区が有名だそうで、今回の豆もそのバラオナ地区産。 さてお味の方は。 浅めから深めまで、すっきりしていて

          【初珈琲編 68】「ドミニカ ティピカ ウォッシュド」 浅、中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 67】「コロンビア スプレモ ナリーニョ グランホヤ」 中浅、中、中深煎り

          「コーヒーのど真ん中らへん」 さて、今回はコロンビアに戻ってきました。 コーヒー豆生産世界第3位、コロンビア。 国土面積は日本の約3倍。 コーヒーの名産地はたくさんあるようですが、地域名を冠して売られているのは、ウィラとこのナリーニョ以外はほとんど見かけません。 原産国情報によればナリーニョ地区のコーヒーは 「ミディアムボディで酸味がしっかりめ。甘味と柑橘系のフレーバーですっきり、マイルドな味わいで、香りも高い」とのこと。 分かるような、分からないような。 と感じるのは、

          【初珈琲編 67】「コロンビア スプレモ ナリーニョ グランホヤ」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 66】「エチオピア イルガチェフ ゲデブ ナチュラル」 浅、中浅、中、中深煎り

          「旨味が後から姿を現すモカ」 前回に続いてモカのイルガチェフ。 イルガチェフの中のゲデブという地域の豆です。 前回に続き、モカの特徴である芳醇な旨味の部分は健在。 またナチュラルであることから来る「こってり感」も、ややしっかり目です。 かなり浅い焙煎だとさすがに酸味もしっかり出ますが、やや浅めの焙煎であれば、酸味も冷めてきたときに少しじわじわ出てくる程度。 そして浅めの焙煎でも、なかなかパンチのあるこってりなボディ感。甘さなどの旨味より、このボディ感の方が目立つ感じです

          【初珈琲編 66】「エチオピア イルガチェフ ゲデブ ナチュラル」 浅、中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 65】「エチオピア イルガチェフ コチャレその2 ナチュラル」浅、中浅、中、中深煎り

          「深めでも特徴を残すモカ」 モカのイルガチェフの中でもいろいろな豆がありまして。 これはコチャレという地区の豆ですが、そのコチャレの中でもさらにいろいろな豆があります。 今回の豆はその中のひとつ。コチャレのナチュラルとしては2種類目です。 モカといえばやはり、唯一無二感の個性を発揮しているコーヒーで、どう表現していいか分からない芳醇さが特徴なのですが、こちらの豆もまたしかり。 浅めでは嫌味のない柔らかい酸味。(「酸味が苦手」という方も多いですが、モカの酸味は一度試して頂

          【初珈琲編 65】「エチオピア イルガチェフ コチャレその2 ナチュラル」浅、中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 64】「エチオピア ジンマ」 浅、中浅、中、中深煎り

          「いわゆる「モカ」とは少し異なるモカ」 モカはモカでも、いろんなモカがあります。 有名どころとしては「イルガチェフ」とか「ハラー」とか「シダモ」、などなど。 今回のは「ジンマ」。そういう名の地域。エチオピアの少し西部。 初めて聞きました。 こちらも品種は在来種。よく分からないという奴です。 お味の方は。 深めだと、モカらしい芳醇な雰囲気があります。 豆の寄って芳醇さの感じは違ったりするのですが、この「モカの芳醇さ」は、いつもどのように表現していいか分からない感じです。

          【初珈琲編 64】「エチオピア ジンマ」 浅、中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 63】「タンザニア キゴマ」 中浅、中、中深煎り

          「明るくはじける甘酸っぱさ」 アフリカの中東部、タンザニア。 北東部のキリマンジャロ山周辺でつくられた豆はいわゆる「キリマンジャロ」ですが、この豆は西部のキゴマというところでつくられた豆。 味としては、明るくはじけるような甘酸っぱさが印象的です。 浅め焙煎ではその甘酸っぱさがしっかりと出ていて、深め焙煎でもまだ十分に残っています。 この「甘酸っぱい」と感じる味は、いわゆる柑橘系と呼ばれるものとも少し違っているように思われ、これまであまり味わったことのないものです。 で、

          【初珈琲編 63】「タンザニア キゴマ」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 62】「ケニア エンブ ウォッシュド」 中浅、中、中深煎り

          「深めでも感じる、明るくくっきりな柑橘感」 ケニア。は、アフリカの東部。エチオピアの南、タンザニアの北。 生産量は全世界の1%未満で20位台ですが、コーヒー通から「ケニアの豆はいい」との声を時に聞きます。 今回、ケニアの豆は初めての試飲。 「エンブ」とはケニア国内の有名なコーヒー豆生産地域のひとつ。 この豆の特徴のひとつは、浅めから深めまでのどの焙煎度合いでも口の中に広がる、「トロリとしたミルキーな口当たり」。 この「もったり」(いい意味で)とした口当たりは、他の豆で

          【初珈琲編 62】「ケニア エンブ ウォッシュド」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 61】「沖縄・大宜味村 安里コーヒー農園」 中浅、中、中深煎り

          「コーヒーチェリーままの果実感」 先日見学させていただいた、沖縄本島中北部の大宜味村、安里コーヒー農園さんのコーヒー。 品種はイエローブルボン。 まずは生豆。 沖縄の生豆は小さい印象を勝手に持っていますが、こちらの豆は小さいということはなく。少なくとも一般的なモカやブラジルの豆よりは大きな印象。 そして、これまで嗅いだことのないような香り。 これが何の香りか少し考えた後、 「コーヒーチェリーの香り」。 なかなかの衝撃です。 生豆でコーヒーチェリーの香りをダイレクト

          【初珈琲編 61】「沖縄・大宜味村 安里コーヒー農園」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 59】「コロンビア フェリシーダス」 中浅、中、中深煎り

          「落ち着いた柑橘系の旨味」 コロンビアにはたくさんのコーヒーの名産地がありますが、こちらの豆はその中のひとつ、カウカ県という地域でつくられた豆。 この豆の特徴は浅めから深めまで横たわっている柑橘系の旨味。 これまで使ってきたコロンビア クレオパトラの柑橘系と似ていながら、クレオパトラよりもグッと落ち着いた感じの柑橘系の味に感じます(クレオパトラもカウカ県産です)。 その落ち着きはナッツ感が一役買っている感じ。 そしてその柑橘系の味も、この豆の特徴である酸味が、中煎りや中

          【初珈琲編 59】「コロンビア フェリシーダス」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 60】「コロンビア ラスヌベス農園 ウォッシュド」 中浅、中、中深煎り

          「上品かつビビッドな柑橘系の旨味」 コロンビアが続きます。 この豆はウィラと呼ばれるコロンビア南部でつくられています。前回の豆の生産地である、カウカのお隣。 この豆もまた柑橘系の旨味が特徴です。 特に深めの焙煎でこの豆のよさが発揮されます。 少し苦みの出てくるぐらいの焙煎度のものになると、この柑橘系の味が深く出てくるとともにコクも出ます。 浅めの焙煎ではその柑橘系が少しあっさりに出る感じですが、浅め焙煎でも円錐ドリッパーなどを使ってお湯をさっと落として淹れれば酸味も

          【初珈琲編 60】「コロンビア ラスヌベス農園 ウォッシュド」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 58】「グアテマラ フライハーネス SHB」 中浅、中、中深煎り

          「3種類のグアテマラの共通点は?」 なおもグアテマラの豆が続きます。 フライハーネスとは、グアテマラで有名な産地のひとつとのこと。 前回、前々回の飲んだアンティグアやカフェ・ピューマもそうでしたが、この豆も挽いたときに立つ強い甘い香りが印象的です。 飲んだ感じも、カフェピューマ、アンティグアと同じ系統。 すっきりした飲み口と渋みも含めた複雑で重厚な旨味。 似てはいますがいくらか違いはあるので、あとは好みでしょうか。 (区別して表現できない、とも言います) どちらかといえ

          【初珈琲編 58】「グアテマラ フライハーネス SHB」 中浅、中、中深煎り

          【初珈琲編 57】「グアテマラ SHB カフェ・ピューマ」 中浅、中、中深煎り

          「グアテマラの特徴を感じられる豆」 グアテマラの豆が続きます。 こちらのカフェ・ピューマも前回のアンティグアとかなり似ている味で、グアテマラの特徴が感じられる豆となっています。 キャラメル感やダークチョコ感を感じる甘味、旨味。いくらかの酸味や渋みも。そしてすっきりとクリーンな感じ。 アンティグアと少し差がある気がしますが、言葉での表現はなかなか難しく。あとは好みの問題ではないかと。 ただ、カフェ・ピューマの方がおすすめの焙煎幅はアンティグアよりもほんの少しだけ狭いかもし

          【初珈琲編 57】「グアテマラ SHB カフェ・ピューマ」 中浅、中、中深煎り