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海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった⑰ アレクサンドラ(サーシャ)副社長就任

翌日サーシャにテレグラムを送った。

出資の件よろしくお願いします。また年俸の件もその通りでお願いします。
了解。ファクトリーのカフェで詳しい話しましょう。

ファクトリーとは、うちのオフィスが入っている施設、Factory Phnom Penhのこと。その中にあるカフェレストランでサーシャとこれからのことをミーティングした。

出資をし、副社長(Vice President)として年俸も発生するが、いままで通り僕のアドバイザーの役割はかわらない。
ただし、それ以上の収益をあげていくので、結果に対してより厳しくやっていくし、サーシャ自身も動くつもり。 
新規クライアントは積極的に紹介する。
新業態にもチャレンジする。
トラブル対策、トラブル回避は、サーシャのネットワークを活用する。

などなど。

僕は、ほとんど聞き役だった。
どれもこれも当たり前のことか、ありがたい申し出かのどちらかだからだった。

最後に、質問は?と聞かれたので、

「サーシャは何者なの?もううちの会社の仲間なんだから話してくれる義理はあるんじゃない?」

と答えた。

どうせまた答えてくれないだろうと思ったので、挨拶みたいに軽い感じで聞いた。

「わかったわ」
短い沈黙のあと、サーシャは小さい声でつぶやいた。

「今日は時間ないから、明日ディナーをしながら話をしましょう」



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