麻雀アパレルビジネスの立ち上げがめちゃくちゃPMFだった
PMFとはProduct Market Fitの略で「市場を満足させることができる商品で、正しい市場にいること」を意味します。
PMFが達成している時のシグナル
異様に低い金額で問い合わせや受注が獲得できる。
予算を使っても使っても利益が出てしまう。
事業の成長に商品開発や採用が追いつかない。
フィットジャーニー
PMFを達成するまでの道のりとその後のプロセスを表したもの
フィットジャーニーに沿って麻雀アパレルビジネスのこれまでを振り返ってみます。
CPF:Customer Problem Fit
CPFとはバーニングニーズと呼ばれる「髪の毛に火がついていて、すぐに消すことが求められる」ような切迫したニーズや課題を特定するフェーズ。
バーニングニーズには口のようなシグナルが生じます。
顧客が課題について話し出すと止まらなくなる
商品がないにも関わらず、発注したいと言われる
商品がある場合は、今すぐに発注したいと言われる。
このフェーズでやったこと
Mリーグショップやデザフェスなどにいき、競合となる麻雀グッズをリサーチ
おしゃれでさりげない麻雀グッズブランドがないことを課題として仮説だて
ツイッターを検索して、「おしゃれでさりげない麻雀グッズブランド」がないことにどれほど課題があるのかリサーチ
実際、結構あった。そしていまだに商品を見せると「そうそうこういうのが欲しかった」と言われる。
PSF:Problem Solution Fit
PSFとは自分たちが提供する解決策が顧客から求められるかどうか検証するフェーズ。
このフェーズでやったこと
普段使いできる麻雀Tシャツをデザインし、プロトタイプを制作
簡易な物撮りをして、SNSに投稿してリアクションを確認
すると
値段をつけていないのに10人ほどから「買いたい」との連絡が
→バーニングニーズが特定できているシグナル「すぐに発注したいと言われる」を達成
SPF:Solution Product Fit
SPFとはプロダクトが解決策として商品化可能か、商品が解決策を十分に実現できているかを検証するフェーズ。
このフェーズでやったこと
プロトタイプを商品化
クリーマというハンドメイドプラットフォームを用い、麻雀グッズクリエイターとして販売を開始。
購入者とのコミュニケーションを取り、満足度や改善点をリサーチ
PMF:Product Market Fit
SPFで確かめられた商品を開発・リリース。実際に販売活動を行い、受注できるのかを検証するフェーズ。
このフェーズでやったこと
バリュープロポジションである「日常使いできるさりげない麻雀ウェア」とは何かを具体化・言語化。
商品ラインナップの拡充(特にアップセルとクロスセル)
新しいチャネルの開拓
ブランドのローンチ
ターゲットオーディエンスの拡張
とりわけバリュープロポジションを体現したデザインを言語化できたことが重要でした。
その結果、MVP以外にも複数のデザインで好反応を得ることができ、商品群としての評価を獲得しブランド化に繋げることができました。
その結果CPA300円で平均購入単価6500円を達成。
参考図書
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0BF4JZX2B?storeType=ebooks
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