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クリスマスソングを作るの巻

はじめに

はじめまして、はせ氏と申します。

会社員をしながら趣味でバンド活動をしております。

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写真は細野晴臣御大と化した私です。


時に、皆さんはクリスマスソングといえばどんな曲を思い浮かべるでしょうか?

マライヤキャリーの「恋人たちのクリスマス」?back numberの「クリスマスソング」?ワムの「ラスト・クリスマス」?


私が思い浮かべるのは山下達郎先生の「クリスマス・イブ」とユニコーンの「雪が降る町」です。

「クリスマス・イブ」の方は言わずと知れたクリスマスJ-POPの定番曲で、世代ではない私でも知っているほど有名なJR東海のCM(牧瀬里穂とか深津絵里のやつ)でお馴染みです。

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「雪が降る町」はイントロの祝祭感とポールマッカートニー風のベースが心地よい名曲で、クリスマスが近くなると聞きたくなります(厳密にはクリスマスソングではなく年末ソングですが)。

ちなみに有名なオフ会画像とは関係ありません。

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コロナと趣味探し

話は変わりますが、2021年は昨年同様新型コロナウィルスが猛威を振るい、引き続き不要不急の外出自粛が叫ばれた年でした。
ここ2年、私も満足に趣味のライブや映画、サウナへ足を運べずに休日といえばプリキュアとyoutubeと惰眠で潰す日々を送っていました。

このままではいけないと考えた私は、レコードを聴き始めたりパズルを買って作ってみたりと、新しい趣味を模索しました。

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(グスタフ・クリムト「接吻」のパズルと山下達郎大先生「FOR YOU」のLP)


そんな中で始めた趣味の一つがDTM(パソコンで音源を制作すること)です。

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今まで私は「なんかよう分からん」という理由でDTMを敬遠し、曲作りの際はギターの弾き語りで原型を作り、それをバンドメンバーに聞いてもらってみんなでアレンジを考える、という形とってきました。

しかしいざ始めてしまえば難しいことはそんなになく、また弾き語りで作った曲が自分の手で次第に形になっていく楽しさもあり、結果的にはコロナ禍以降始めた趣味の中では一番ハマることになりました。


クリスマスソング、作りたくない??

そんなこんなでたまに曲を思いついてはDTMで形にしていく、という感じで2021年を過ごしてきたわけなのですが、年末が近づき例年のように「クリスマス・イブ」と「雪が降る町」を繰り返し聞いていくうち、次のようなことを考えるようになりました。それは、

「クリスマス・イブと雪が降る町のいいとこ取りをしたら理想のクリスマスソングが出来上がるのではないか?」

ということです。トム・ブラウン風に言うなら

「クリスマス・イブと雪が降る町を合体させて、最強のクリスマスソング、”クリスMAXソング”を作りたいんですよ~~~」

ということです。

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ちょっと何言ってるんですかねえ??

というわけでこの記事は2曲を参考にし(パクり)つつ、クリスマスソングを作っていく文章となっています。


作詞作曲

まずは作詞作曲をしていきます。曲作りの方法は人それぞれだと思いますが、私は

「曲のテーマを決める→テーマに沿ったキーワードを羅列していく→そのキーワードに思いついたメロディーを乗せる」

というプロセスで曲を作っていきます。


まずはテーマ決めですが、今回は雪の降る町に倣ってクリスマスよりも広く、「年末」をテーマとしたいと思います。


続いてキーワード羅列です。スマホのメモ帳に「年末」をテーマにして思いつくキーワードを挙げていきます。

~~例~~

クリスマス、年末調整、ボーナス、帰省、イルミネーション、ダイハード、ホームアローン、東京ゴッドファーザーズ、ジングルオールザウェイ、シザーハンズ、ナイトメアビフォアクリスマス、静電気、雪、粉雪、雪の華、旧天皇誕生日(12/23)、M-1グランプリ、紅白歌合戦、笑ってはいけない○○、雪が積もる、乾燥、雪で靴が濡れる、雪で電車が止まる、コメリの駐車場に山のように積まれる黒ずんだ雪、etc…

~~~~~

こんな感じです。最後の方からは新潟県出身であることが隠しきれていませんね。

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こうして列挙したキーワードに鼻歌で適当なメロディーを当てていき、そこにギターを弾きながらコードを当てて曲の原型を作っていきます。


オケ作り

曲の原型ができたら続いてDTMソフト上でオケを作ります。私はCakewalkという無料のソフトを使っています。

私は「ドラム→リズムギター→ベース→リードギター」の順番で楽器を重ねていくことが多く、今回もそれに沿っていきます。


まずドラムですがクリスマス・イブも雪が降る町も、共通してドラムはシンプルな8ビートですので深く考えず8ビートを打ち込んでいきます。

こんな感じになりました。どシンプル~~

(訂正:これ8ビートじゃなくて4ビートらしいです。恥ずかし)


またドラムと一緒に、クリスマスソングに欠かせない楽器であるスレイベルの音を重ねていきます。

↓スレイベルはこんな楽器です。

ビング・クロスビーからWurtSまで古今東西のクリスマスソングで使われており、この音さえ入っていればとりあえずクリスマスソングとしての体裁は整います。

ドラムにスレイベルを重ねただけで一気にクリスマスになりました。


続いてリズムギターを重ねていきます。使用ギターはRickenbacker 330、VOX AC30のアンプシミュレータで英国感を出していきます。

下降クリシェでビートルズ(というかSomething)感も出していきます。


続きましてベースを重ねます。ジャズべを使用しています。

With A Little Help From My Friendsっぽさを意識しつつ…


そしてリードギターを重ねます。使用ギターはGibson Les Paul Custom、プレキシマーシャルとFuzz Faceのモデリングで毛羽立った音色にしてみます。

なんかノーランズっぽい?音程になりました。盛り上がりを出すためにリードギターは曲の途中から入れることにします。


楽器を重ね終わったら次はクリスマス・イブよろしくコーラスを重ねていきます。

ちなみに私は特に和声の勉強とかはしたことないですし、音感も怪しいためちゃんとハモれているかは不明です。

高音コーラスにリバーブ多めにかけると冬っぽさが出ます。


オケとコーラスが出来たらいよいよ歌入れをして、音量バランスを整えたら曲の完成です!

↓完成した曲がこちら!





い~~~や、Roundaboutの尺!!!

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そんなに凝ったアレンジにした覚えはないのに、何故か8分半とプログレッシブな長さになってしまいました。本当に何故??


まあ、別に趣味で作った曲なので多少長かろうが良しとしましょう。曲縮めるのめんどいですし。


曲を聞いた人のリアクション

せっかく作った曲なので、バンドメンバーに聞かせて反応を見てみましょう。

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バンドのグループラインにリンクを投下します。ちなみにバンド結成してしばらく経つのですが、メンバーみんな年齢近いのに敬語が抜けません。仲悪いんか?

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反応が返ってきました。好感触です。

スレイベルのおかげでクリスマス感も感じてもらえたようです。

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褒めてもらったので感謝のありがトウフスタンプを送ります。

送った後誰も反応を返してくれなくなったので、やはり仲が悪いのかもしれません。


おわりに

今回は名曲2曲を参考にして理想のクリスマスソングを作ってみました。

今回作ったものの他にもSoundcloudに曲をアップしていますので、そちらも聞いてもらえると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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