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環境を考えることはタブーなのか?~人新生の資本論を読んで~

「また大雨やわ。地球が怒ってはるなぁ」
人新生の資本論は、年々増加する異常気象に対し、母がよくそう言っていたことを思い出させてくれた本でした。


一昔前に「マイカーやめて電車バス」という標語があったなぁ、とか。
ヒートアイランドって言葉どこに消えたのかなぁ、とか。
グレタさんの訴えを聞かずに排除しちゃってたなぁ、とか。

この記事がそんなことを少しでも考えてみる一助になれば幸いです。

人新生の「資本論」

人新生の「資本論」は、骨としては、「環境問題を解決するには資本主義的な脱成長をしなければいけない」という話。
作者の斎藤幸平さんが哲学的な考え方が好きだからか、賛否両論あるみたいですが、「考えるきっかけ」を与えてくれる本。
私にとっては納得性も高く、非常に刺激的で今の生活について考えさせられました。

CO2排出量目標

日本政府によると、CO2排出量を、2030年は2013年度比で約半分にする目標だそうだ。

「家庭の排気量なんて産業排気量に比べたら大したことないでしょ」と思うかもですが、20%程度が直接家庭からの排出みたいです。
(環境省のこれが割とわかりやすい。https://www.env.go.jp/earth/ondanka/cp/arikata/conf07/cp07_ref02.pdf)

「環境問題を考える」ということ

ちゃんと考えると、「産業」も我々の生活につながっているので、産業だからすべて無関係なんてことは決して無いでしょう。
つまり、効率化や技術革新を考えなければ、消費だけで考えれば、全員が移動を半分にして、石油製品の使用量を半減しなきゃいけない。
みんなで取り組まないと半分にはならないのです。

この一ヶ月、友人の企画で、ポイ捨てされたタバコを拾っていました。
そんな中、別の友人の薦めでこの本を読みました。
僕と同じくきっかけとしてはその程度で良く、「考える」という第一歩を改めて踏み出してほしい。

まずは原本読んでほしいけど、結構読みづらいので、読むのが辛いけど興味がある人は、NHKスペシャルや斎藤さんの発表やインタビューをぜひ見てほしい。
(オリラジ中田さんのYoutube大学での紹介もよくまとまっていたけれど、とにかく簡単に説明することに傾倒しすぎて、個人的には頭に入らない・勘違いする人もいるんじゃないかなと感じてしまったので、可能なら斎藤さんの話を直接ぜひ。)

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