【本紹介】転職したことないけれど…
社会人9年目、人材会社に新卒入社してずっと在籍している私ですが先日「転職2.0」を読みました。
著書がリンクトインの日本代表を勤めている方ということで、要所要所で転職を煽ってくる感じが人材系あるあるだなあ…思いつつ、そんな営業全開なところを流し読むと良い感じな本です。笑
(↑飾ってた花と色合いが似てたので映え感を意識してみた)
インスタでバズる攻略本とかにありそうな表紙の色合いですが、ジャンルはがっつりHR系です。
▼本の構成
第1章 望み通りのキャリアを手にする「転職2.0」とは?
第2章 自己を知る──「情報収集」から「タグ付けと発信」へ(1)
第3章 自己を高める──「情報収集」から「タグ付けと発信」へ(2)
第4章 業界を見極める──「スキル思考」から「ポジション思考」へ
第5章 会社を見極める──仕事は「会社」でなく「シナジー」で選ぶ
第6章 広くゆるいつながりをつくる──「人脈づくり」から「ネットワークづくり」へ
第7章 転職を考えることは人生を考えること
▼転職が当たり前の時代だからこそ適当に選ぶな!
この本の中では、転職は複数回するのが当たり前との主張を前提に、転職の意味合いがどんな風に変わってきているのかを解説しています。
転職のハードルが下がったことで「今より待遇良ければ」「会社の規模で選ぶ」みたいな若干浅い考えで転職先を選ぶ人は増えてるのかも。(私自身は転職したことないけど…)
この本では、「どうせ転職するなら本当に自分の人生にメリットのある進路選択をしようよ」が根本にあるように思います。
その中で特に役立ったのが「タグ付け」!
▼社会人のための自己分析が「タグ付け」
自分の市場価値を言語化するために、自分の経験や強みをタグにして掛け合わせることが重要と述べられてますが、このタグ付けは転職考えて無い人にもおすすめ。
付録のタグ分類表が役立つ!
①ポジションに紐づくタグ
②スキルに紐づくタグ
➂業種に紐づくタグ
④経験に紐づくタグ
➄コンピテンシーに紐づくタグ
ポジションは職種や役職など担ってきた役割の整理、スキルは語学や資格、コンピテンシーは就活でいう「自己PRを一言でいうと?」です。
この5項目を掛け合わせることで「プログラミング×教育」「営業×SQLスキル」みたいなその人だけの価値が見出せるというもの。
実際の本の巻末には各20~30くらいタグの候補になるキーワードがあるため、ここから自分が持っている価値をピックアップしてみるだけでも今後のキャリアを考えるためのヒントになりそうでおすすめです。
▼読書メモ
(↑タグを出してみた)
▼転職しなくても生きていけるけど
こんな本読んでるものの特に転職予定はない私ですが、漠然と「このままでいいのかな」と思ったときには転職本を読んでみたりします。
自分が社会人生活で何を培ってきたのか、ここにいてこれからも何かを得たり変わる可能性を感じられるのかを立ち止まって整理するにはちょうど良いなと思います。
自己分析以外にも、ベンチャーに転職するときの見極めポイントや、海外での市場価値が高い人材の特徴なども書かれていて、自分のビジネスパーソンとしての価値を考えるヒントが詰まっています。
急いで転職したいという方よりも、ゆくゆくは…タイプの人の方が案外じっくり考えられるのかもと思った本です。
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