カミングアウトの始まり。

僕はゲイです。He loves him.をする人です。
それ以上でも、それ以下でもございません。

ゲイであることの記事を書こうと思いますが、カミングアウトしたいことはまだまだ沢山あります。その練習となれば。

先述させていただきましたが、僕はゲイです。
完全に自覚をしたのは大学生になってからです。よくよく考えればずっとそうだったのですが、完全に認めたのは20〜21の時です。

そもそもずっと女の子と遊ぶ時の方が心身が楽でした。男の子といると何か動悸がしてしまう、そんな感覚がずっとありました。
ただ、僕の学生時代はまだゲイだとかオカマだとかのいじりが盛んでそれで人を小馬鹿にする風潮があったような気がします。
それでイチイチ傷ついてました。今思えば「そうだが??」って開き直ってたら違ったのでしょうか。
それはさておき。
バカみたいな話なんですが、とあるアニメのBLの二次創作を検索したことがありまして。
それにめちゃくちゃ興奮してしまったんですよね。なんならそれが精通だったと思います。
特にR18とかでもなかったのですが。だからよくよく考えればずっとゲイなんです。
それだけでなく、中2の時にお泊まりの自然教室の際にめちゃくちゃタイプの子と一緒の部屋になり、一緒に風呂入ったりしてめちゃくちゃドキドキしてました。いやどう考えてもゲイですね 。
これも若気の至りだろう、思春期特有のものだろうと思春期の若造は思ってたんですよね。青二才が過ぎます。

それからの学生生活も、女の子に告白されることがあってもなんか違う……という理由で断ってました。男性の方がドキドキするんだよなぁ。恋愛ってそんなにするもんなの?って思ってました。決して男同士の恋愛なんてものは全く想像してませんでした。

それから、高校生活になかなか馴染めなかった僕はTwitterで友達を作ってその中でずっと遊んでました。
今も交流が続いて最早リア友と化してる人も中にはいます。
そんな中で、とある男性と出会い、その人に惹かれることになります。
「自分自身はゲイである」ということのカミングアウトを受けました。
「自分もそうかも?」という想いはあった中、この人は凄いなぁ、というのでのめり込んだ若かりし記憶が定かにあるのを覚えてます。これが人に恋する感情なんだ、というのを理解しました。
そんな彼のことを好きになって泣きそうになったり、狂いそうになったのを覚えてます。
まぁ、これは叶わない恋に終わりました。初恋なんて大体叶わないものです。
ですが、その時恋した感覚と言いますか。自分だけを見て欲しい。この人のこともっと理解してあげたい。なんせ独占欲が自分の歯止めが効かないくらい働いてたのを認識してました。
なのに僕はまた逃げを選択しました。自分がゲイであることを受け入れるのが怖かったんだと思います。
当時は好きな人に受け入れて貰えなかったこと、周りに打ち明けられる人がいなかったことからひたすらに病んでました。なんならそのせいで勉学にも影響が出て勉強の成績が恐ろしく下がり、大学受験の勉強もまともに出来なかった記憶もあります。
この時の話は…笑
できると判断したらしようと思います。個人的に話す分には大丈夫ですが、ネットには掲載できないですね。笑
そして、大学2年生の時。当時僕はオーストラリアに留学をしてました。
そこで出会った中国人の女の子に告白されました。
その時、自分でも残酷だとは思うのですが「自分がゲイかもしれない、それでもよければ」という返答をしたのです。
オーストラリアの留学施設という多様文化が行き渡るところなら出来るのかもしれない…という根拠のもとカミングアウトをしてみた、というところかと。
お試しとして10日間時間を頂き、自分のことをその子で実験したと言っても過言ではありません。
その結果、自分が完全にゲイであることを理解し、流石に認めました。

ということが自分の本質なんだと3年近くかけて受け入れました。20歳くらいになってカミングアウトするようになりました。
そんな自分を受け入れてくれる人っているのだろうか?
今まで自分に嘘をついて生きてきたツケと言われたらそうなんですけど。それでも受け入れて欲しい、僕のことを理解して欲しいと願いました。
そう願ってましたが、Twitterで知り合った人には難なく理解してくれました。あんなに悩んだのに!今までの時間返せ!って思いましたが笑
でも、もしかしたら大したことじゃないのかもしれない。個性なのかも?と思えるようになりました。
案の定、僕の長い付き合いの友人にも打ち明けてみたら「大した話じゃないじゃん」と真正面から受け止めてくれました。
人生って捨てたもんじゃないな、と感じた瞬間でした。
この人たちに縁切られたらどうしようって思ってましたから。
なんてそんなネガティブなこと言ったら「私たちはそんな器小さい奴らじゃない」って怒られた記憶があります。いい子たちです。
でもこの子達真っ先に僕が攻めなのかウケなのか聞いてきたからビビりました。変な子達です。

これが僕のゲイであることのカミングアウトの始まりです。
ゲイと自覚してからの生活は自分に嘘つかなくて楽と感じる一方で、ゲイであることに負い目に感じてる人が多数います。
その事はまた機会があれば書いてみようかと思います。親との戦いだったり、ゲイ界隈の息苦しさだったり発信出来ることは山ほどあります。

如何せん飽き性なので飽きないことを祈ってます。


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