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近所の公園が教えてくれた

近所の公園へ散歩に、来ている。

街の中にある割には自然が豊かで、気持ちがリフレッシュできる場所だ。

今の家に住むことを決めた時、この公園が近くにある事が決め手の一つになった。

しかし、実際に住んでみると意外と行かない。

子供が小さい頃は月に一度くらいは行っていたように思う。

しかし、子供たちも大きくなるにつれて誘ってもいい返事をしなくなってきた。

一人でたまに行っても人が少なく、うら寂しい様な気分になっていた。

駅前の魅力的なショップやオシャレなカフェにはよく行くのに、こんな近くの公園に半年も足を運ばずに季節がどんどん過ぎてしまう。

『せっかく素敵な公園の近くに住んだのになぁ』となんとなく自分を責めていた。

ところが、昨年の今頃から生活が激変した。

カフェもショップも閉まっていて、お散歩も目的がない。

しかし、ずっとうちにいると息が詰まる。

手軽にリフレッシュできる場所として、この公園が大フィーバーしだしたのだ。

どの時間に行っても親子連れや小学生、お年寄りや若いカップルなど、色んな方々が公園を楽しんでいた。

『みんな考えることは一緒だなぁ』と思った。

先の見えない閉塞感の中で、気持ちを随分落ち着かせてくれたのは、世の中の大変化とは無縁の、変わらずに巡っていく四季折々の風景だった。


ピークの時よりはへったけれど、今でも公園でのんびりする人を見かけることが多い。

私も、気持ちが煮詰まった時に公園を一周りすると心が落ち着いてくる。


ずっと前からやりたかったことは、何かのきっかけで始まることがあるのだ。

今子育て中のお母さんは、いそがしく様々な事情でやりたいことができないことも多いだろう。

しかし、やりたいことを諦める必要はない。

心にずっとある興味を、小さな火種の様に風から守って絶やさないようにするとよい。

子育てはいつか必ず終わりがくる。


その時を感じたら、火種に小さな薪をくべて優しく息を吹きかけてあげよう。

それを楽しむことで、子供達の好きなことも応援できるようになる。

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