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お盆休みがきても、心の平穏はこない

お盆が迫っている。そもそもお盆とか年末年始に休みを取れるようになったのは、ここ数年の話なのだが、ありがたいのは、家庭が安定することである。共働き妻と長期休みが合わないことで、何年も妻から不平不満、転職圧力などを受けていた。転職っつてもなぁ…とダラダラ仕事続けてるうちに現場→本部配属になり年末年始とお盆休めるようになった。かなりの進歩である。ゴールデンウィークはまだないけど…。初めて年末年始休みを取ったときは、学生時代ぶりの正月に感動して震えた。無駄に書き初めとか、やった。2年くらいは、世間様と同じタイミングの長期休みに感動していたのだが、3年目くらいで飽きた。どこ行っても混んでるし…高いし…イベントもパターン化しがち。特にお盆は灼熱の炎天下、子どもの手を引き外を動き回るのが辛い…。去年は神戸の妻の祖父母実家に帰省。ついでに淡路島観光。今年も神戸、ついでに大阪観光が決定した。ユニバ…。僕の実家も行ったりして、息子の自由研究をなんとかして。掃除洗濯して。お盆休みはフィニッシュである。いままで何度も書いてるけど、僕はひとりの時間がほしいのである。でも9日間休みを取ったって、僕のための休日は1日もない…。世間様とズラして長期休みを取っていた頃は、ゆっくり読書をしたり、ひとりで吉祥寺に行ったり、していた。妻は会社で、息子は保育園で、娘は生まれてなかった。あの自由な1日は帰ってこない。しかも、仕事のことも、考えなければならないかもしれない。昨日の上司との1on1面談で、たくさん宿題が出てしまった。上司は会社の取締役もやっていて、僕200人分くらい頭がキレる。1on1やってるとフェンシングやってる気分になる。毎週月曜おこなわれる30分の攻防戦。というか3年くらい続けてなお、防戦一方だ。終始、和やかな雰囲気にもかかわらず、裏では論理と心理のせめぎ合いが、あるような。ないような。一瞬でも隙を見せたら刺される緊張感がある。僕の顔は笑顔だが、背中には冷たい汗が伝っている。今回はある程度ポイントを取ったが、力不足が数か所。圧倒的な失点(僕の論理欠如)が1か所。次の1on1で教えてねって、つぎの1on1、お盆明け初日じゃねえか…。残り4日あるが内3日は部内の合宿で自分の仕事はできない。ってことは宿題できるの今日だけなのだが、無理だ。お盆に考える他ない。休みの日って、まじで仕事できないんだよな。やる気も時間も捻出できない。すでにお盆明け、なにも考えられないまま1on1に臨む自分の姿が浮かぶ。去年もそうだった。上司は別に怒らないけど、笑顔の裏で、しっかり僕の評価を1〜2目盛り下げるのだ。いやだなあ。仕事のことを考えなきゃなあって思いながら過ごすお盆。とてもひとりの平穏な時間など、過ごせそうもない。1154文字

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