母の話

母は、私の母であり、おじいちゃんとおばあちゃんの娘。料理が下手なおばあちゃんに代わって家事をしていたからか、料理もめちゃくちゃできて美味しい。

そんな母だが、ごく稀に事件を起こす。

その事件の名は、『スイートポテト事件』

お付き合い下さい。

ある日。

やる気みなぎる母は、スイートポテトを作ってくれた。私はじゃがいも・さつまいも大好き人間なので、


やったぜ!


とありがたく食べたのだが、当の本人は悩んでいるようだった。

私「どしたの?」

母「なんか、足りない気がする」

言われてみれば、そんな気がしないでもない。でも、さつまいも大好き人間のテンションは絶賛爆上がり中なので、特に気にはしなかった。

ここで登場するのが、姉である。

姉は、料理に使われている微量の調味料を当てられるほどの驚異的な味覚の持ち主。神ベロ。

母「なんか、足りないのよ」

姉「どれどれ(パクッ」

わずかひと口だけ食べた、その時。

姉「いつもより、バターを減らしましたね?」


見た目は大人・頭脳も大人。

その名は、名探偵・姉。


姉の推理を聞いた母は、大爆笑して一言。

母「バター、1ミリも入っておりませんwwwww」

まさかの展開。


そんなことより、私の舌死んでない?

死にベロ。


そんな母は、姉が小さい頃はもっとやる気があったらしく、羊羹やシュークリームも作ってくれたらしい。

姉「あんたが生まれてから、やる気失くしたみたいよ」

_:(´ཀ`」 ∠):

よろしければ、お願いします。 お願いします!!(圧