11月から毎日学校へ通う

…誰が?私が。

学校への欠席連絡は不登校を始めた数日だけ同じクラスの子に連絡帳を渡していたけれど、それも毎日となるとしんどい。ので、「連絡帳をやめます、宿題やその日にやった教材については毎日受け取りに行きます」ってノートに書いた。

したらば担任が「教育委員会からの指示で、来ない日には毎日電話連絡を入れてください」と。

えぇええ、毎日教材取りに行ってるのに朝もやるんかい!って思ったけど、しぶしぶ連絡してそして下校時間に合わせてプリントを取りに行くサイクルがしばらく続いた。→1か月ほど続いたところで、「毎日学校にプリント取りに来てるなら、電話連絡しなくてもいいよ」と教頭から言われる→さらには、教育委員会の指示は電話連絡は3日に1回でよかったと聞かされる→担任ェ…。

ともかく、下校時間に合わせてプリント取りに行くので、帰ろうとする子どもたちを目の当たりにする。にこにこきゃっきゃと帰っていく子どもたちの姿を羨ましくも見つつ、「うちの子はああいうのの仲間に入るのが超絶へたくそで、それを見抜いてちょっかいかけてくる子もいるんだよなぁ…」なんて思ったり思わなかったり。さらに「息子くんなんで学校来ないの?」と聞かれて返答に困ったり。

並行して、居場所が欲しいね、とツイッターを漁って「マイクラ好きの子集まれ!」というツイートから発達障害を抱えた人がデイを運営するというところを見つけてアクセスもしてみた。「当事者がやってますから、特性への理解はあります。理解ある環境の中で得意を伸ばしていくことを目指します」という頼もしい言葉に接したりもした。

デイで知り合ったお母さんに「うちの子が通ってる小学校の特支の先生がとってもいい人で、一度相談してみて!」と勧められていろいろお話を聞く機会も得られた。

年が明けて、特別支援教育相談センターにアクセスしてみたり。センターの先生は、とてもやさしく息子にも話しかけてくれた。

学校の勉強は何度も何度も同じことを繰り返されてつまらない。みんなと同じ事ばかりが要求されて辛い、と訴える息子に、特別支援学級なら学習指導要領から外れるから上の学年の学習も望めばできる、という話を聞いて見学をしてみたりもした。

発達外来の先生に勧められたROCKETの説明会へ顔を出してみたり。(中邑先生曰く「ゲームからは離れたほうがいいです」とのことだったので、講演終了後に聞いてみたら、「本人がそれで困ってないなら離れないだろうね」と言われたり)→息子が動き出そうとするときに、こういう経験を積める場はとても貴重でありがたいので、審査に通るかどうかは別としていつかは勧めてみたい。

学校からもらってきたプリントをこなしたり、発足前のデイへ不定期に通ってみたり(2月から正式発足)、いろいろとじたばたしてトライ&エラーを繰り返しているうちに日々が過ぎていく。私が学校に毎日通うところを省けば、徐々に息子の中での生活のパターンが出来上がってきていた。


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