心理系大学院(外部)受験生の方へ ①院試について知ろう
こんにちは、むぎです。
私は今年の9月に心理系大学院の外部院試に合格し、春から院生として学ぶことが決まりました!
ここからは公認心理師の資格取得、修士論文の制作を頑張りたいと思います(その前に大学の卒業論文進めなきゃ……)。
しかし、外部の院試は正直とても難しかったです。
ほとんどの同期が就活をしている中勉強をする孤独感、進路決定が遅いことへの焦り、などなど、挙げていくとキリがありません。
その中でもいちばん苦しかったこと、それは……
「外部の院試、情報が少なすぎる!」
「大学側も、就活する人のためには手厚いサポートしてるのに、院進する人は基本放置!」
「そもそも何から始めればいいんだ~!」
そう、圧倒的情報不足でした。
そんなギリギリの私でも大学院に合格することができた時はとても嬉しかったことを覚えています。
そして、合格後の私にできることは、「これから外部院試を受ける人たちに情報を提供することだ」と感じました。
なるべく詳細に、わかりやすく説明していけたらと思いますので、これから院試に挑戦する方の参考になれば幸いです。
前置きが長くなりましたが、今回は第一回ということで、「院試は何をするのか」「何を準備するのか」についてお話していこうと思います。
筆記試験について
院試の基本ということで、まずはどんな試験が課されるのかについて頭に入れておきましょう。
基本的に心理系大学院では専門科目(心理学)と英語の筆記試験が課されます。
専門科目では、これまで学部で習ってきた心理学の知識全般を広範に問われるため、なるべく早めに勉強を開始することが望ましいです。
どのような問題が出題されるかは大学によって異なります。
そのため、過去問の入手が必要になってくるんですね。
(過去問の入手方法についてはまた別の記事で少し説明します)
また問題となるのは英語です。
大学に入学してから英語を継続して勉強しています!という方は少ないのではないでしょうか。
大学院の入試では、主に「英語の論文を読む力があるか」をチェックされます。
そのため、基本的には心理学に関する英語長文が出題され、「この英文を翻訳しなさい」「以下の問題に答えなさい」というような内容の問題が出ます。
つまり、英語を継続して勉強している方でも心理に関する英単語を頭に入れておく必要があります。
これは個人的な意見ですが、心理学の勉強は3年夏休みくらいから、英語に関してはもういつからとは言わず、本当にできる限り早く!着手することをお勧めします笑
勉強方法や使った教材についてはまた後日別の記事でお話ししようと思います。
面接について
大学院入試の選考には、筆記試験の他に面接もあります。
まず面接試験には大きく分けて2パターンあって、
①筆記試験当日に面接をするパターン
②筆記試験の翌日などに面接をするパターン
です。
基本的に面接は筆記試験が合格ラインに達していた人のみが面接に進める、という形です。
私が受験した大学はパターン①でした。
午前中に筆記試験を受け、お昼休憩の際に合格者の受験番号が張り出される、という流れで面接試験に進みましたが、筆記に自信がなかったので驚きました笑
聞かれる内容としては
・大学院を志望した理由
・将来のこと
・研究計画書について
などです。
面接の時間は30分程度が多いのかな?と思いますが、私の受験した大学は短めで、15分程度でした。
また稀ですが集団面接を課している大学もあります。
聞かれる内容や対策についてはまた別の記事でお話しますね。
研究計画書とは
大学院に出願する際にマストで必要になってくる「研究計画書」。
これは簡単に説明すると、自分が大学院でどんな研究をする予定かについて書かれた計画書のことです。
私は正直この計画書を作成する段階がかなり苦しかったです……。
研究計画書作成の流れについてもまた別の記事にまとめようと思いますが、作成する前段階の準備として必要になってくるのは、「論文を正しく読む力を身に着ける」「自分の興味のある分野を見つける」ことだと思います。
心理学論文は面白いものがたくさんあります。
まずはたくさんの論文に触れて、慣れていくことから始めてみてください!
志望校探し
外部を受験する方は志望校探しも早い段階から行う必要があります。
というのも、多くの大学院説明会は夏頃にあり、1度きりしか開催しない、という大学もわりとあるからです……!
説明会に行かずとも大学のパンフレットなどでその学校について知ることはできますが、私は説明会へ参加することを強くお勧めします。
志望校を選ぶ基準としては、
・研究したいテーマが決まっている方
→自分の研究したい分野に詳しい先生がいる大学院を選ぶ
・研究したいテーマが決まっていない方
→本当にざっくりでいいので、自分が現段階で一番興味のあるテーマや領域に詳しい先生がいる大学を選ぶ、もしくは学校の雰囲気で選ぶ
という感じでいいかと思います。
テーマが決まっていない方は、現段階で将来自分が働きたいと思っている領域に関係する先生を見つけ、その先生の論文を読むことで自分の研究テーマを見つけることができるかもしれません。
また大学院入試は秋入試だと6~10月頃に試験がある学校が多いです。
併願はいくつでもできますが、試験日程が被っていると併願できないため、志望校の試験日程についても確認しておくと良いでしょう。
試験日程や試験概要についてはパンフレットに記載されている場合が多いため、気になる大学は積極的に資料請求をしていきましょう!
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今回は試験や計画書についての概要を説明しました。
今後はより詳しく説明した記事も投稿しようと思っていますので、更新をお待ちください……!
また知りたいことがありましたらコメントに残していただけると、私がお答えできる範囲でしたら答えたいと思っています。
院試、準備することが多いので大変かとは思いますが少しづつ用意していけば絶対に大丈夫です。頑張りましょう✌️
それでは。