「楽しいことばっかりやって生きていけないんだからね!」なんて嘘だ
母が「そんな楽しいことばかりして生きていけないんだからね!」としばしば言っていた記憶がある。
私はこの言葉に長年囚われていた気がする。楽しもうとすると“罪悪感”を感じ、楽しんでいたら皆から遅れてしまうという“焦り”が生まれる。
でも今は、楽しいが悪だなんて、明確に違うと思える。
楽しいから継続できる。継続からその人の個性や特徴が生まれて、その人の武器になるかもしれない。生きがいになるかもしれない。
確かに、楽しいこと“だけ”して生きていくのは難しいけれど、楽しいことをしたっていいじゃないか!というか、楽しんでやってる人の仕事に叶う仕事ってない。義務感で生み出せるものより、楽しみながら生み出したものの方が、仕事にかける時間やエネルギーが必然的に大きくなってしまっているから。
私は母から受け取ってしまった「楽しむことは悪」という呪いを、少しずつ解いている。
ちなみにその母も、祖母の介護を精神的に手放すと同時に、少しずつ呪縛から溶けてきているように見受けられる。
ママ、一緒に呪いから解放されよう。そしたらきっと、相手のことも許せるようになるから。
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