乳がんの病理結果

全摘手術を受け、悪いところ取り除くことができ、術後しばらくは痛みもありつつも毎日愛犬の散歩と掃除で体を動かし、徐々に復活しております。
体重も40キロ代に落ちていたが、食べて栄養を傷口に運ばないといつまでも痛いと聞き、毎日ご飯の時間が楽しみでしかないほど、食欲旺盛に。日常を取り戻しつつありました。

9月5日は、病理結果。ソワソワした気分で2週間ぶりに病院へ。

結論から言うと、思わしくなかったです。1cmもなかったがんは、実際は3cmあり、リンパに転移は見られなかったものの、リンパ筋に浸潤がんがしっかり流れ混んでいた。

なんということだ。あれだけ検査をしたにも関わらず、術前ではがん腫瘍は薄い影が数ミリ見えたレベルだったものが、実際は、開けてみたら進行がんであった。怖い。なんかドラマみたいなことって実際あるんだって思った。
逆に言えば、リンパに到達する前に摘出できたことを喜ぶべきなのかもしれないが、、正直、重苦しい気分であった。

その理由の一つが、「抗がん剤治療」を追加でやる可能性が出てきてしまったからだ。再発リスクが上がる。想定していた治療より厳しい現実にまた向き合わないといけない。

なんてこった。

髪が抜け、顔が浮腫み、ご飯の味覚もなくなるのか。仕事大丈夫かなとか。いろんな不安がよぎる。できることなら避けたい。そこで、主治医と話をして、「オンコタイプDX」という遺伝子検査を追加で行ってみて、再発リスクがどのくらいあるのかみてみようということになりました。

【オンコタイプDX】がん細胞の特性を遺伝子レベルで解析する検査。
再発の確率を予測し、同時に抗がん薬の有効性を判断しようというもの。
ホルモン療法のみを行った場合の再発率やホルモン療法に化学療法を加えた場合の治療効果(再発率の減少効果)を予測することができる。
この検査を受けられるのは、病期でステージIIIまでの乳がんで、ホルモン受容体は陽性、わきの下のリンパ節に転移がない、もしくは、閉経後でわきの下のリンパ節転移が3個以内の人のみ。

まさに、私の状態に当てはまる検査。しかもこの検査、保険対応になったばかりという。(自費で45万だったとか)結果は1ヶ月後。9月末に結論が出て治療が開始される。

日々医療は進歩していて、もしかしたら母が乳がんになった時、、今の知識を私がつけていればもっと長生きできたんじゃないか、こころ強かったんじゃないか?とか「たられば」を思ってしまう。

病理検査を聞いた帰り道は、思考はグルグル。

気をつけているのになんだ?
3cmってだいぶ大きいよね?
随分前からあったよね?
毎年検査受けていても見えてこない、しこりもない
大きくならないと見つけられないがんってどうすればいいのだ?
主な原因は、あの時か?いやあれかな?
食事?睡眠?ストレスか?

全くがんは不安が尽きない病気だ。これでは、だめだと思いながらも

ただこころの変化としては、見つかった当初は絶対薬使いたくないし、絶対抗がん剤なんて自分には無理だって思っていたが今はやるしかないかなとは思っている。

乳がんになって、色々調べ尽くし「部分切除」を選択するかと思っていたけど、たくさんの知識を得て、情報を取捨選択し「全摘」を選択した。
中には、手術さえする必要ないと言っている医者もいて、たくさんの本が出ていて、何が本当の情報かわからない時もあった。
少しづつ自分なりの考えが、できてきたのかな。主治医に提案されてもコミュニケーションが密にとれるようになってきたようにも思う。

普段の私は至って元気。
手術したように思えないと。周りにもとても驚かれる。
←見た目、日焼けして黒からかな?苦笑
気持ちはまだ整理できない部分もたくさんあるけど、
基本は前向きだ。

抗がん剤実施となっても、「坊主の新しい自分」「新たな人生」の始まりと思って乗り越えてやろうじゃないか。







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