見出し画像

二次小説 七色いんこ&ボンド007 監禁編(狂夢)

「君はなぜ、自分は捕まった?誰依頼だ?
用心は怠ってなかった、なぜ?色々恨まれているのはわかるが、MI6が なぜ?何度も何度も思っただろう。また、理由も何も言われず、聞かれずただ、ただ暴力暴力暴力、ずっと拷問が行われる」

金髪にブルーの瞳の男は、
軽く意識が回復し床にふせっている、
七色いんこに話かけ、
座っていたソファーから立ち上がり、
インコの横を歩き後に回り、
指を鳴らす

目が開きぼーっとした目で、
3日前、
空港の吹き抜けのロビーですれ違った男
「あの男か」と七色いんこは思う
そして、周りの風景をみる
最初
連れて来られた倉庫と変わらないと気づく
(以降七色いんこを、いんこと略称します)

無数の切り傷やアザで体に痛みのあるインコ、ボンドが後ろに回っても
起き上がろうとはせずに、何をする気だと思う
(手には天井に繋がっている鎖付きの手錠、近づけると磁石でくっつく手錠をチッと思い)

数人の男達に吊るしてサンドバッグ、
ナイフの練習だと言って
アーミーナイフで服は裂かれ、
体は無数のナイフのキズが付き
全裸で床に転がされていた
身体が冷たい、倉庫の床と同じ冷たさと思う

三日三晩水のみでの拷問に抗う体力がないことに、七色いんこはクソっと開き直っていた

広い倉庫は学校の体育館よりも広く、
高い位置に二階の通路があり、窓があり
その窓から
太陽の乾いた明るさが
白いコンクリの床に
いんこの背中に、倉庫の窓の形をみせる

鳴った指の音に、
手下の1人が手元のスイッチを操作、
いんこの両手の鎖付きの腕輪が
引っ張られ立ち上がるしかなく、
両手は頭上高く上がり、
足は地面についてはいても吊らされてる状態になり(また拷問かと)、思ういんこ
「依頼は拷問か?」と、後ろに向かって言う
「拷問と思うかは、君次第だ」と、一歩前に足を出しボンドは背後から近づき、
七色いんこに抱きつく
その瞬間、
いんこは温かく柔らかな空気に、
大きな光に包まれるような空気に、
一瞬、上空にでも
上がったと思うほどに体が軽く感じ.....、
意外すぎる驚きだった
床に裸で転がって冷えた身体だから??
と思うにしても、
強張っていた身体が、
体の力が抜け思わず、
自分の足下を見る、
白っぽい倉庫の床に面食らい???
一瞬、幻覚を見た顔をする七色いんこ
意外すぎて、
いんこは自分のコックを
ボンドに握られている事にも気づかずにいた

手下達は、
半分目の前の事が信じられなかった
ボンド自身が、
自分達の前でレイプするとは思っていなかった

自分達は七色いんこを殴り蹴り、
気を失えば水をかけ目を覚ませ、
繰り返し体力を削ぎ、電気ショックもした。
散々痛めつけて思ったのは
タフなヤツだと思った。
ボンドからは「殺さない、半殺しは無し、性的暴行も無し、体力を削ぐように痛めつけろ」だった
中々の美丈夫、ボンド程ではないが
そのコトが痛めつけるにも力が入った

ボンドは力の入らないなす術もなく、
無抵抗でいる弱った体に抱きつき、
力の抜けたいんこのコックを左手で掴み、
もう片方の手で
折りたたみのナイフで下から上に引っ掻く。
コックは血が滲み、
いんこは痛みで身体に力が入り、
上から鎖の音がする。
ボンドは何回か繰り返し、
ナイフをたたみ、
上着の下のシャツの胸ポケットにしまい、
ボンドは自分のベルトをチャックをズボンを下ろし、ネクタイを緩め上着も脱ぎ放り投げる。手下の1人が慌てて上着を受け止める
いんこはわかってはいても
「やめろ、この変態!カス、馬鹿やろー」
と喚き、鎖の音と共に声が響く
ボンドは、
いんこが喚いているのも気にせず
いんこの中に押し入れ突き気上げていく。
それは、乗馬している馬に
鞭を打つような勢いで
いんこに苦痛と屈辱を与えていく

倉庫は学校の体育館よりも広く、
高い位置に二階の通路があり
その高い位置に窓が並んでいる

その窓から

太陽の乾いた明るさが
白いコンクリの床に
いんこの背中に、倉庫の窓の形をみせる
(光は闇に、闇は光に抱かれ)
そんな声が、手下達の頭の角で響いている

倉庫の窓を通して入ってくる
太陽の光は
雲で陰るコトもなく
その燦々とした光で、発光しているように
白いコンクリの床を
乾いた砂漠のように思わせ

(光は闇に、闇は光に抱かれ)
彼らの頭に響く、その声

倉庫の中なのに
青い空の下の白い砂漠を思わせるなか

我慢はしていても痛みで漏れるいんこの呻き声
散々拷問をされ続けたいんこが
レイプされているいんこが

自分が、自分達が様々な拷問で
いんこにつけた傷や火傷が
聖痕の跡のように見える
何故か? どうしても
そう見えることで、いんこが
辿りついた巡礼の地で
洗礼を受けているように
見えるコトに、思えるコトに
手下達は衝撃を受けていた

なぜなのか...

男同士のレイプに、なぜそう思うのか
確かに美丈夫な美しい身体を持った男達と
言っても... 絵になるからと言っても
どうしてと、手下達は
泣き叫びたくなるような気持ちが起きていて
自分達でも理解出来ないでいた 

続く

☀️この二次創作のボンドは、金髪にブルーの瞳の美しい青年です。漫画「シルバー」の登場人物の青年、表紙にUPした人物です。ショーン・コネリーのイメージではありません。七色いんこは、手塚治虫氏の「七色いんこ」です。
この2人のイメージで、お話見て頂けると幸いです✨✨🌱

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?