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サラマンダーと龍の違い 


サラマンダーと龍の違いを書く前に
この話は、西欧と日本の概念の違いのお話です

🧚‍♀️
私達日本人は、花や草木の妖精を、一種の神様(霊格)みたいな存在と思ってる人が多いと思います
日本には付喪神と言う考えがあり、
長年の道具に精が生じ、一種の神々と考える
草花や木々、山の神々水の精やまた妖怪達の中には、その存在から発生し、生じた精や万物の神々(霊)の考えが日本人にはある

西欧は、そうではない

西欧では妖精(フェアリー)🧚‍♀️
花や木、森の妖精と言われる小人達は、
それらから生じた精、妖精ではない
妖精と言う生物、存在であると思っています

人間には、姿形は見えないだけで存在している
生物、生き物という認識(西欧は)であるらしい

また八百万の神々の考えはない。キリスト教が日本に広まらなかった理由の一つとされている
(西欧の宗教は、神が直接命を与えたが命題)

もっと砕いて言うと、宇宙人と同じ
宇宙人と言う生物ですよね、宇宙人は👽

トーベ・ヤンソンの「ムーミン」
ムーミン谷の住人(登場人物)のように、各々、それぞれの生物と言えばわかるかな?

🧚🧚🧚
妖精の写真は本物か偽物か

書籍の題名を忘れてしまって残念ですが
著者は日本人
書籍の内容は、「イギリスで最初に写真に写ったとされた妖精の写真は本物か」と言うモノ
40年前、一時妖精の写った写真が本物か合成かの真偽の論争を書いた書籍があった
(西欧で伝承のお花の妖精や小人達)

妖精の写真は本物かの論争を、日本で書籍にする上で、著者が感想も含め書籍に

著者は
日本と西欧の妖精の感覚の違いに気づき、この本を読む前に知ってほしい話があると記載があり
前半私が書いた
🧚‍♀️私達日本人は、花や草木の妖精を、一種の神様(霊格)みたいな存在〜生じた精や万物の神々(霊)の考えが日本人にはある
その様な内容が書いてあった。文章完全に思い出せないですが、このような事を、そして妖精は、妖精と言う生物と思ってる。日本人のような妖精の感覚は無いと。

私達日本人は、外国のお伽噺に出てくる花等の妖精に、一種の小さな神様の感覚を持っているが、イギリスでは西欧では妖精は生物と言う存在であるコトに驚いたとコトを、八百万の神々や付喪神に例えて書いていました
(妖精は生物だと思っている方もいるかもですが、日本人は大多数「小さな神様」と言う感覚が近いかと)

「小さな神様」と言う認識、概念がない
西欧には、妖精を一種の神様と言う認識はない

この感覚の違いは、大きい

この書籍には、物議を醸し出したイギリスで撮影された妖精の写真が何点か載っていました
本来ならその写真載せるべきと思いますが、
書籍名忘れているので、探すのもで文章だけで綴ります
★物議の写真の妖精は、細い胴体に細い手足に蝶の羽根がついたモノでした。童話の絵でよく見る人間の風貌ではなく、蝶の羽根で浮く身体と思うモノでした(実存的なスタイル)
(手足や頭はついているけど人間ぽくない)

画家やイラストレーターによって、妖精は擬人化されているモノが多い。撮影されたと言われている写真に近い形で描かれている方もいます

サラマンダーと龍の違い🐉
(二つとも空想上の動物)

日本の龍は、山谷や湖、川の土地の気から生じた化身の考え
  ↓
西欧のドラゴン、サラマンダーは辞書やネットでも火の妖精、化身と訳がでてきます
(西欧では伝説上でも実際に存在していた生物)
(日本とは、この感覚が少し違う)
西欧の言語でも、火の妖精と花の妖精の使ってる言語が同じなら、サラマンダーはそう言う生物と言う解釈ではないかな
火を吹く、火に耐性がある事で火の化身としてるようで

日本人の龍ように、気から生じ生まれた生物と言う考えはない

西欧は、妖精と同じ考えであるかと
海のポセイドンや人魚も、ウィンディーネ(水の妖精)も、そう言う生物の考えかな?

J・Kローリングの
「ハリー・ポッター」のしもべ妖精のドビーを
みた時、妖精は生物と言う感覚と本当に認識しました。一種の神々と解釈していたら、妖精を奴隷に使う感覚はないかと。日本の昔話にも、霊格や精霊をお金持ちが閉じ込めて、その能力を私用に使うはあるけど、それとはドビー妖精の奴隷契約の考えは、違う。ロンが妖精の奴隷契約に不思議に思わない、マクゴガナルや魔法学校の先生達が、そういう生物である設定の驚き
(この回見た時、つくづく生物と認識しました)
(根底にないと、考えない考え方かと)
屋敷しもべ妖精ドビーは妖精、妖精さえも奴隷と言う感覚は凄いとしか、ドビーがゴブリン(小鬼)なら、まだわかるのですが

妖精を、人間や動物と変わらない生物って認識
あらためて凄いと思う

日本人、付喪神を奴隷として使う考えある?
祀る扱いよね

妖精に対する概念、日本と西欧では違う
妖精は化身とも訳すコトもあるけど、日本の化身と言う考えと違うようで
花の妖精は、花の化身と言う解釈も
日本と西欧では違うと言わざるを得ない

日本では、妖精は一種の神格化した存在
付喪神とか
八百万神々の感覚に変換してるかと
(私は、そうではないと言う人もいるかと)
書籍を書いた著者も驚いた驚いたと感想が多々

サラマンダーと龍の違い🐉 🐉
(やっと本題)

西欧のサラマンダーは、翼がついている  
日本の龍は、翼がついていない

西欧のサラマンダー
飛翔の理由が、翼
生物として考えだから、実存的で合理的な考えで翼がある

日本の龍、翼がついていない
(飛翔理由、原理や動力が不明)
生物的に説明がつかない
日本(中国も)の龍は、山や湖の化身、土地神様で霊的存在、霊獣なので生物学的な理由無しかな。霊だから浮いてて、飛んでいても当然みたいな

日本の龍には、霊的存在で上位格の考え
西欧の龍には、生物の考え

と言える

天使
天使にも翼があり、
翼があるから飛べる、天使も合理的なスタイル

天使も妖精と同じ生物となるのかな?
人に見えたり見えなかったりする生物と考えていいかと(天使別格?「ピノキオ」の妖精は、たまに仙女と訳されるし「眠りの森の美女」の妖精3人は、妖精?仙女?)

西欧では
生きるモノみんな「神が与えた命」が命題
(天使がそうなら、仙女もそうよね)

余談ですが、
天使の翼は、鷲や鷹等の猛禽類です
なぜ猛禽類の翼なのかは、知りませんが

西欧のサラマンダーや天使は、科学的、生物的
日本の天女は、羽衣の布で飛んでる非科学的

仏様達もただ空中に浮いているか、雲に乗って浮いて、天女、龍は、仏様は非科学的スタイル
霊的存在だから飛べる、浮いてる解釈のようで

神の使徒でもある天使は霊格存在?であっても、合理的スタイルでの存在

架空上の生物であっても、生物の合理的スタイルが西欧諸国である

サラマンダーは、人間には普段見えないけど存在してる生物、生息地も行動様式も詳しくある日本の龍は霊的存在で、ベールに覆われている部分多い

イラスト的な事言います🎏🎏🎏

サラマンダーに比べて、龍は
空想上の動物で霊的?霊格?存在で翼が無くても空を飛ぶ認識があるから、龍を宇宙の天体のように浮いて絵を描く事に、翼のない月が空に浮いてるように、翼のない龍の絵を描く事に抵抗がないかも知れません、日本人は

西欧でサラマンダーは、
生物として合理的なスタイルで具現化され、翼がある。描き手によって翼の大きさや形に若干まちまちも(漫画や童話の挿絵等)、翼の大きさも、その人のスタイルと言ってしまえばそうですが、自分がピックアップし真似したサラマンダーに描写は忠実なのがいいでしょう

生物として合理的に具現化されたサラマンダーを、日本の龍と同じように、ただ浮いてるだけのモノで描くのは、いかがなモノか?
サラマンダーをただ浮いてるだけのモノで描くのは、実に日本的と言える
(合理的な西欧、翼は飾りではないはず)
最近、日本画でサラマンダーを描いた絵を見ましたが身体に対して翼が小さい。サラマンダーのスタイル色々ありますが、参考にしたサラマンダー(竜)の絵に忠実な方がいいかと、真似したサラマンダーの翼が小さいと、翼はお飾りで浮いているようにしか見えません。
気球の風船でも描いているつもりでしょうか?
(ポーズも構図も、気球の風船と思うモノでした)


今は14才でも、アプリ使って見栄えにいいイラスト作成が簡単です。AIで作成ならば、もっとでは?

AIの構図もキャラのポーズ、👍
AIならではのリアル感も、👍

下記の画像は
ツィターで、話題になったモノで
14歳の方がAIで作成したモノではありませんが

絵師作成画
AI作成画


日本画のサラマンダー、翼が小さいと言いましたが、AIで作成したら体や翼の対比率、構図、ポーズ、迫力も比較にならないくらいにOKでは?

AIと差がつくは、そう言う所と思います
せめてサラマンダーの描写は正確な方がいいと思います
14歳作成のAI作品に、アナログ作品での中途半端なサラマンダーや龍は抜かれると言う事です

鳥獣戯画のように、キャラクター化されているならいいのですが

もう一つ
横道にそれた話
小説「フランケンシュタイン」
古典と言える作品
科学者が造り「偶然にも神が与えた命」が命題
「ファウスト」のホムンクルスも同じ

この手の作品、日本にはあるのでしょうか?
私は、記憶にないのですが
落語にはあるでしょうか?

🔁
元に戻ります
サラマンダーは、西欧では伝説上存在していた生物として伝えられていたモノ

神も天使も空を飛ぶ為、翼があり、あくまでも実存的合理的なスタイル

龍や仙女、仏様は非科学的スタイル
(仙女、仏様は衣服で浮くの?かしら)

あとがき☕️
ここまで、お付き合い頂きましてありがとうございます。疲れましたよね
本当に、お読み頂きましてありがとうございます

西欧と日本では概念が違います
妖精以外にも、他にも沢山あると思います
私が言った事は一部です

よく界隈で本格ファンタジー、ファンタジーの事を言ってますが、日本人に本格ファンタジーが書けるとは思ってません。日本の風景を見て、日本の昔話や民話で育ってきた人間に、西欧文化の本格ファンタジーが書けるとは思いません。日本人がどんなに書いても、日本人の厭世感の入ったファンタジーでしかなく、本格になりえない。日本人が勝負するなら、日本を舞台にしたモノでないと無理ではないでしょうか?
西欧圏のファンタジーで、本格本格と言ってるのは、どうかと思います

概念の違いがわかっていて、世界を構築していくならともかく、それは難しいと思うので、塗り替える勢で日本人の厭世感を入れて行くべきではないかなと思う所あります

イギリスやフランス、ドイツ、スペインの民話読んだ事あるでしょうか?
読んだ本にもよりますが、民話?童話と思うぐらい、話がエグイ、グロイ、ホラーだったりで、登場する物も中々、日本の昔話で「カチカチ山」の話の卑怯さが言われたりする事ありますが、また日本の昔話にもグロい、ホラーはありますが、西欧のは感覚が違うとかと
そう言うお話の中で彼らは育ってきています
だからこそ、民話伝承を使った込み入った設定もできる

日本と西欧の概念の違いは、時間や建築物にも現れています

今回の妖精の話は、一端にすぎません
私、皮肉入れずに説明出来なくて、その変は申し訳ないと思います。
お読み頂きましてありがとうございます🧚


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