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エンパスと「無視の傷」

こんにちは、MUERAです。

昨日は大雨の音で夜中に何度か目が覚めました。
石垣島は早くも梅雨入りです。

でも、こちらの雨ってシトシトと一日続くわけではなく
スコールのように降ってはやみ、

少し晴れ間が見えたと思ったら
またスコールのように降る・・みたいな感じです。

そういえばバリ島に住んでいた頃も
同じような雨の降り方だったような。

高温多湿の亜熱帯気候の特徴なんでしょうか、ね??

曇り空でも美しい川平湾の海

さて、
「人と深く繋がることが怖い」と感じることはありますか?

好きな人ができても

いつか見捨てられるのではないか
いつか目の前から消えてしまうのではないかと

不安になったりすることは、ありますか?

「見捨てられ不安」という言葉がありますが

恋愛相談でも
こういったお悩みをお話しいただくことがあります。

実はこうした感情って
幼少期の経験と深く関わっています。


赤ちゃんは、泣くことでしか自分の欲求を伝えられません。

お腹が空いた、眠い、痛い、寂しい...。
泣くのは、赤ちゃんにとって唯一のコミュニケーション手段です。

でも過去には、
「赤ちゃんが泣くたびに抱くと甘やかしになる」なんて
誤った考え方が広まっていた時期があったようです。

「抱っこ癖がつくから、子どもが泣いても
抱かないほうがいいよ」

私自身も、初めての子どもを出産したとき
産後の手伝いに来てくれていた母に
そう言われたことがありました。

その頃の私は、母の言うことに逆らうことは
できなかったので

娘が泣いているのを
胸が張り裂けそうな気もちで聞きながら

母が作ってくれたご飯を
口に運んだことを覚えています。

私の母の世代に流行った
こういう誤った考えに影響された親たちは、

赤ちゃんが泣いても
’無視する’ようになってしまっていたようです。

世界的にも有名だった育児書に
そう書かれていたために

それが正しい育児だと
思ってしまったんですね・・

乳児期の養育者との関係が
大人になるまで大きな影響を残すという
「愛着理論」から見ると、

当然これは
赤ちゃんの心の発達に
取り返せない大きな影響を与えてしまいます。

赤ちゃんは、
泣いてもニーズが満たされない経験を繰り返すことで

「自分の欲求は大切にされない」
「自分は愛されるに値しない存在なのだ」

そんな風に無意識に学習してしまうわけです。

赤ちゃんの時期だけじゃなくて、
成長の過程でもサイレントトリートメントを受け続けると、
その影響は、もっと深刻です。

サイレントトリートメントというのは、
親が子どもに怒りや不満を直接表現する代わりに、
相手を無視したり、わざと口をきかないことで

相手を罰したりコントロールしようとする行為のこと。

これは、感情的・心理的虐待の一種だと
今では考えられています。

特に、HSPやエンパスの方は、
他者からの言動にとても敏感で
深く傷つきやすい傾向がそもそもあるわけで。

サイレントトリートメントを受けた場合の影響は
より深刻になる可能性があると思います。

エネルギーに敏感なエンパスの方は、
言葉や表情だけじゃなくて、
雰囲気や空気感からも相手の感情を読み取ってしまいます。

サイレントトリートメントの持つ
冷たく拒絶的な雰囲気に
より強い恐怖や孤独を感じてしまうということです。

子どものときにこうした経験を積み重ねることで、

大人になっても
人と深く繋がることへの怖れを
強く感じるようになるかもしれません。

でも、それって
あなたの責任ではなかったということ

あなたが悪かったわけではないんです。

エンパスの感受性の高さは、決して弱みではありません。
むしろ、大きな強みです。

今のあなたは
その繊細な感性を使って、自分自身の内面に向き合うことができます。

そこには、あなたの癒やしにつながる
大切なメッセージが隠れているはずです。

あなたには愛される魅力があること、

安心して人と繋がることができるオープンマインドを
本来は持っていることを、どうか忘れないでくださいね。

まずは一歩一歩、
自分を大切にすることを身につけていきましょう。

自分を大切にする実践的な方法としては
まずは自分の本音に耳を傾けて、

自分の素直な欲求を一つ一つ
自分で満たしてあげるということをおすすめします。

一人では生きられなかった赤ちゃんや幼少期と違って、
今は自分で自分の欲求を満たす力を
あなたは持っています。

自分に厳しくしたり、ダメ出しする代わりに

ありのままの自分をOKにして
欲しいものを自分に与えてみましょう。

休みたい、
ゆっくりしたい、
美味しいものを食べたい、
好きな音楽を聴きたい、
喧騒から離れて一人でいたい。

こういう些細な欲求を
一つ一つ満たしていきましょう。

そうやって自分の本音を大事にすることが、
自分を愛することに繋がっていきます。

あなたのペースで、ゆっくりと歩んでいってくださいね。

そして、あなたの中にある自分と大切な人たちを
愛する気持ちを大切に育んでいってください。

そんなとき
あなたの豊かな感受性が、
きっとあなたの大きな味方になってくれると思います。

MUERA

6月に、久々に関東で個人セッションを行います。
詳しくは、メールマガジンでご案内しています。

「疲れた心が軽くなる ◡̈」南の島通信𓂃‪𓆉𓈒𓏸
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