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「俯瞰するニッポン~京都上空・平安京」

岡山空港からの全日空658便は、京都上空を通過する頃すでに日が落ちていました。眼下には雲がかかっており、地上の光はほぼ見えない状態で羽田を目指していました。
一瞬雲が切れると碁盤の目に輝く街が・・・京都市内の灯りでした。

碁盤の目がはっきりと見える京都市中心部

 
京都は、日本最大の観光地です。
修学旅行に始まり、観光客各世代が、春は桜、秋は紅葉を目指して市内各地を巡ります。これまでお客様が少なかった冬や夏でも先進的に新たな取り組みを創造し、お客様の拡大を進めてきました。
その中でも急速な訪日外国人の拡大は、様々な問題を生む要因となっています。満員の路線バスや生活環境の違いから生じる事故・事件は、市内各地で毎日のように発生していると言っても過言ではないでしょう。
コロナ禍が徐々に終息の方向に進む中、京都市営バスは2024年3月末で一日乗車券を廃止すると発表しました。普段使いのお客様がスムーズに乗車できるようにするため、ということです。
 
住まう人々と訪れる人々との融和や訪問時期の分散・平準化、観光客の京都への一極集中から地域分散など、観光課題は山積みですね。

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