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「ウォータープロジェクションマッピング~長崎県・平戸城」

長崎県の北部観光地・平戸市は、オランダ村の開業や西海橋の渦潮など、長崎観光のゴールデンルートと言われ、JR九州のジェットフォイル「ビートル」が博多埠頭まで運行していました。しかしながら、昨今は観光客の減少が激しく、島内のホテル群も低迷していました。
 
その平戸は、DCを契機に観光の復権を計画しており、平戸城のライトアップやその周辺の観光コンテンツの整備を進めていました。
平戸城を望む港に幅40m高さ10mの水のスクリーンを作り出し、そこに平戸の歴史を映し出すプロジェクションマッピングを投影するという企画を平戸市に持ち込んだのは2015年のことです。
観光チームのF班長の熱意によって実現したこの企画、市長のコンテンツチェックなど、注文の多いイベントとなりましたが、その出来栄えは素晴らしく、市民の方々、観光の方々の多くを魅了していました。
残念ながら、二日目は好天であったにもかかわらず、強風でイベントを中止せざるを得なく、集客という点では満足いく結果には至りませんでした。
 
久々に行政のやる気を感じたイベントとなり、その年の暮れにも、平戸市への送客の新たな取り組みも提案させていただき、成果を上げたと感じております。
 
この夏、平戸城に一日一組だけを宿泊させる、といった企画を目にしました。(城泊は、愛媛県大洲市でも実施されていますが)
F班長の熱意は、まだまだ続いているのだと思わされ、観光を作り出すのは、やはり、人なんだと感じたことを思い出します。


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