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「前田真三さんの世界へ~北海道美瑛町・新栄の丘」

大学4年の時に現地で教えてもらった情報、国鉄富良野線の美瑛から美馬牛にかけての風景が北海道的なものだと・・・以来、憧れの存在・場所となりました。
そして、その風景をずっと撮り続けていたのが、前田真三さんでした。
パノラマ写真という定義がまだなかった時代に画角をそのように映し出し表現していた写真の数々、拓真館という前田さんの写真館はこの地域の隠れた名所となっていました。
 
丘陵地帯に色とりどりの花々が咲き誇り、まるでパッチワークのように映ったり、雪景色の中にたった一本の木のシルエットがモノクローム化されていたりして、その場所に行ってみたいという思いは、誰しもが持つようになりました。
 
ここ新栄の丘は、この当時でも新しいフォトスポットとして有名になり、刈り取られた秋の風景を大空と大地の中に見せてくれています。
 
貸切バスからレンタカーに移動手段が変化した北海道観光、手軽に見ることが出来るようになりましたが、美瑛周辺のこの景色は、後世にもきちんと残してほしい日本の風景遺産ですね。
 
(なお、この写真は1995年の撮影、これまでの写真の中で、唯一フィルムカメラにて撮影したものを、デジタル化したものです)

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