SUPERMOMENTセルフレビュー「沼」
Into the Swamp
Vo. ムラデ
俺はデニス・ホッパーが大好き。イージーライダーは俺が見た映画のオールタイムベストと言っても良いくらい。何かに囚われること無く、乾いたアメリカの荒野をバイクで疾走する姿は本当にクールだった。20才になったばかりの頃、たくさん読んだビートジェネレーションの文学やたくさん観たアメリカンニューシネマは俺の憧れの存在として、今も心のど真ん中に存在している。俺は実際のところただのオタクだし、会社を辞める勇気もない。だから絶対にこれらの作品の主人公みたいに社会からドロップアウトして本当の意味でのFREEDOMを掴む事はできないと思う。だからデニス・ホッパーは俺にとってのスーパーヒーローなのかもしれない。これはアウトロー達への憧れとリスペクトを込めた歌を歌った。リズムギターはグレコのストラト、アンプはレコーディングスタジオにあったgroove tube soul-o 45を使ってレコーディングした。
Ba.モリサキ
CCRとかByrdsとかのアメリカンオールドロックをオルタナに昇華する(カントリー的な方にじゃなく)って新しいのでは・・・?と思う。(シカゴのTwinPeaksとか近い?)ベースはもう古臭さ担当って感じで弾きたかったので、友人のJasalmaKyrgyzくんに借りていたGretsch 6073にFenderのフラットワウンド弦を張って録った。(弾くの難しかった・・・)音のバラつきとか危うかったがエンジニアの西村さんがとても良い感じに仕上げてくれて、「ボッ」って感じのレトロな野太い音が出せたと思う。フィルの下がっていくグリッサンド「ドゥントゥントゥントゥン」は13th Floor Elevatorsの"You're Gonna Miss Me"を思い出して入れてみた笑 10連休にニューオリンズに行ってスワンプ感じてきたところだったので、個人的には気持ちビンビンで録れました。EPの裏ジャケと👆の写真はその時に撮ってきたもの。
Gt.キモト
いなたくて、良い意味で古臭くて、そしてキュートで、でもシニカルな面もあって、面倒臭がりだけど どこか一途で...ぶっきらぼうで照れ屋だけど友達思いなとこもあって、いつもカッコつけてスカしてる癖に、たまに見せるはにかんだ時のえくぼが....私..もしかして...あいつの事.......好きかも......... そんな曲。
アンプはVOXのAC30。歪みはBOSSのOD-1X 。そしてムラデから借りたディレイが良い感じにフレーズを盛り立ててくれました。AメロはByrdsのような12弦ギターの雰囲気をイメージして、ライブではマルチのベースオクターバーを使ってますが、RECでは音程違いの同フレーズを重ねています。
Dr.ヨシイ