見出し画像

恋愛コーティングされた主題

ラブコメや恋愛系としてメディアに紹介されたり、そういう扱いを受けている小説の本旨が恋愛とは違うところに実はあるというのは意外とよくある現象なのではないかと思う

例えば君の膵臓をたべたい、通称きみすいも恋愛テイストだしもちろん恋愛は主軸としてあるんだけどそれ以上に死生観、人生に対する価値、人と関わることに対する考え方の変化などが幹として据えられてると思う

ホリミヤってアニメ、マンガも同じだと思う。ホリミヤ好きって言ったら「恋愛系好きなんだー」って言われたけどホリミヤの''陰キャが人間関係に馴染んでいく様''、コミカルな会話が主に好きで見てる私は幾許かの違和感を感じざるを得なかった

もちろん恋愛要素はストーリーへの興味を
持続させるための重要な燃料には違いないんだけど、作者がメインに訴えたいことはラブコメという砂糖でコーティングされてるだけで一番言いたいことは、サブの軸のように見える方のストーリーなのではと思う

それは他人に興味を持たなかった主人公が人肌の温もりをいいと思えるようになったりだとか、命の価値みたいなものだと思う。こうしてみるときみすいとホリミヤって似てるな、人生に対する価値のとこ以外は。

とは言えラブコメは大好きなんですけどね。でもやっぱり恋愛以外でも深みのあるテーマがサブ主題みたいになってないと見れないかな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?