サンタは実在する!公認サンタクロースになるためには…
クリスマスになると誰しもが思い浮かべるサンタクロース。
小さい頃は自分のところに来てくれるかワクワクしながら眠りについて、朝プレゼントがあるのを確認して大喜び!
でも、だんだん大きくなってくるとサンタは実はいないんじゃないかと思いはじめ、大人になるといないことが当たり前になりますよね。
そんなサンタクロース。
実は全国に120名ほどいます。(2020年時点)
グリーンランド国際サンタクロース協会の「公認サンタクロース試験」を受かると公認サンタクロースになることができます。
しかし、この試験がなかなか厳しいのです。
では、その試験内容はどんなものなのでしょうか?
【公認サンタクロースの試験内容】
これらの試験を合格して、晴れて公認サンタクロースになれます。
さらに公認サンタクロースになれた新人サンタは、古株サンタ全員の前で、「ホゥホゥホゥ」というサンタクロース言葉で宣誓文を読み上げます。
そして、古株サンタ全員が納得するまで終われないのです。
さらに、さらに公認サンタクロースに認定されても毎年7月にデンマークに資格更新にいかなければいけません。
しかも、会場までサンタクロースの正装で移動します。
7月の暑い時期というのもありますが、出国も入国検査もバスも飛行機も全部サンタのまま……
毎年デンマークへサンタの格好で行くという体力と気力を試されます。
公認サンタクロースになるには厳しい試験があり、サンタで居続けるためにも大変な資格更新があるなんてやはりサンタはそう簡単になれるものじゃないですね。
ところで、公認サンタクロースは何をするんでしょう?
【公認サンタクロースの仕事内容】
9月ころから病院や施設を回りはじめ子どもたちに会いにいくそうです。
プレゼントも大切ですが、子どもたちの「希望を現実にする」ことがサンタクロースの役目だそうで、普段言えないけどサンタだから話せる悩みや夢を聞いているとのこと。
サンタさんに自分の夢を話して背中を押してもらえたらとても励みになりますよね。
サンタ側はここでも試練があり、全部サンタの正装で移動するそうです。
9月の残暑のときでも絶対に途中で着替えたりはしないとのことなのでサンタの仕事の大変さが伝わってますね。
ところで、これだけ過酷な試験を受けて、大変な仕事をしているサンタクロースのお給料はいったいいくらなんでしょう?
【サンタクロースのお給料】
サンタクロースのお給料はなんと 0円!
世界中の子どもたちに会いにいく交通費も、サンタクロースの正装の衣装代も全て実費。
子どもたちのためにここまでしてくれるサンタクロースに感謝したいですね。
【実は日本人のサンタもいる!】
サンタといえば白ひげたっぷりな白人のおじいさんなイメージが強いですが、
なんと!
日本人のサンタクロースもみえます!
1998年にマンボミュージシャンのパラダイス山元さんがグリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタクロースになっています。
アジア圏からもサンタクロースが選ばれて、現在も活躍されているというのは嬉しいですね!
【サンタクロースの悩み】
私たちに夢と希望を与えてくれるサンタクロースですが、実は悩みがあるそうです。
なんと後継者がみつからないそうなんです。
パラダイス山元さんも「ずっと探しているけど見つからない……」と言われています。
誰もが知っていて、子どもたちの憧れのサンタクロースではありますが、試験が厳しいことや仕事内容がハードなこと、報酬が0円なこともあいまって、志願者が驚くほどに少ないとのこと。
正直、一般人からサンタクロースになるのはとんでもなく大変なことですが、日本からサンタが増えると素敵ですね。
参考ページ
NHK 『パラダイス山元さん 公認サンタクロースの世界』
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/gogocafe/xCxNk84szk.html
Wikipedia 『サンタクロース』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/サンタクロース
日本の人事部 『公認サンタクロース』
https://jinjibu.jp/article/detl/hitokane/2032/