人生がつまらないと感じる人が失っているもの
毎日同じことの繰り返しでつまらないと思ってる人がいる。
同じ日なんて存在しない。
もしそう感じてるなら、あなたは『好奇心』を失っている。
子どものころは毎日楽しくて仕方なかった。
朝起きて支度をして幼稚園に行って、帰ってきたらおやつを食べて遊ぶ。
同じオモチャで同じ遊びをする。
同じ友達と。
今と同じように変わり映えのない日々を過ごしていたはず。
でもそんな毎日が「つまらない」とは思っていなかったんじゃないかな。
周りが変わったわけじゃない。
あなたのこころが変わっただけ。
あなたが『好奇心』を失っただけ。
人間は毎日同じような生活を繰り返していても楽しんで生きていけるということは多くの子どもたちが証明している。
じゃあどうして『好奇心』を失ってしまったのか?
明確な理由が自分自身でわかっている人はたぶんほとんどいない。
理由がわからない場合は【大人のマネをした】という、ただそれだけのパターンも多い気がする。
小学生くらいになると、大人ぶるのがカッコ良く見えたりする時期がある。
何にも興味なんてないさ...みたいにカッコつけてしまう。
キャーキャー騒いでいるのが子どもっぽく感じたりして。
そしていつの間にかそれが本当の自分であるかのように感じるようになって、そのまま成長し何にも興味が持てない大人になってしまう。
興味を持たないように...持たないように...と無意識にコントロールしている場合もあるかもしれない。
その他にも、親や保護者が仕事で忙しくて休日に遊びに連れて行ってもらえなかった場合なども考えられる。
その寂しさを感じなくするためにこころにバリアを張って感情を感じずらい状態にしてしまう。
そうなると『好奇心』だけじゃなく色々な感情を感じられなくなっているはず。
『好奇心』を取り戻すには、目の前で起こることにとことん集中する。
慣れや惰性で行動することをやめる。
コーヒー1杯入れるだけでも、
やかんに水はどのくらい入れる?
火の加減はどのくらい?
コーヒーの量はどのくらい?
どのくらいかき混ぜる?
コーヒーを入れるくらい何も考えなくても出来るんだけど、それが【惰性】だ。
すべてに興味を持って見つめ直してみる。
手を洗う時に、水はどんな風に蛇口から出てる?どのくらい冷たい?タオルの感触は?ふわふわしてる?
何でもいい。
とにかく自分が触るものすべてに五感を働かせる。
ごはんを食べるときも歯を磨くときも。
通勤する道にはどんな木が立ってる?何色の花が咲いてる?
着ている服の着心地はどう?
五感が戻れば『好奇心』は自然と湧いてくる。
今日は何をする?何を食べる?
家に帰ってやりたいことは?
そうやって目の前の出来事に集中していると、毎日がつまらないなんてことはなくなる。
手を洗うだけでも面白い。
ごはんを作って食べるだけでも面白い。
毎日をつまらないと感じるこころを持ってしまったなら、『好奇心』を取り戻して。
世界はあなたが子どものころから変わっていない。
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