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【読書メモ】裸足で逃げる

お疲れ様!
今日は上間陽子さんの「裸足で逃げる」について。
上間さんは、昨日の投稿でも紹介した通り、私の憧れの女性です。
沖縄で10代で出産した方が、シングルマザーになって、風俗で働き、すごく壮絶な日々を送っている。そんな女性たちに、過去の事や現在の生活についていろいろな話を聞いて、寄り添っているのが上間さんです。

沖縄=きれいなところなのか?


「沖縄旅行に行きたいなぁ」なんて、私はいつも言っていた。でも、この本を読んで、沖縄をきれいな観光地としか思っていなかった自分が恥ずかしくなった。
沖縄の人たちは、私たちの想像以上に、暴力と隣り合わせで生きている。昔から、レイプ事件や、幼い女の子が殺害されるような事件が起きてきた。著者の上間さんは、思春期になると、お母さんから夜道を歩く時は鍵を握りしめて歩くように(すぐに家に逃げられるように)するように言われてたらしい。
そんな危険と隣り合わせで暮らす感覚が、私たち都会人にあるだろうか。
そういう恐ろしい経験を、沖縄の人に押し付けていないだろうか。きれいな海を見て、本土の私たちは喜んでいる。それだけでいいのだろうか。本書を読んで沖縄への見方が変わった。

弱い存在を守る、寄り添う


弱い存在を守ろうってよく言うけど、意外とこれって難しい。できてない。
私たちは、何か苛立つようなことがあると、それのはけ口を弱い存在に向けてしまう。
特に、社会的に立場が弱いのは女性や子供であり、幼い若い女性が犠牲になることが多い。
沖縄の若い女性たちは、日本全体の犠牲になっている、最も弱い存在であると言えるのかもしれない。そんな壮絶な経験をしている女性たちに、寄り添っている上間さんには本当に尊敬…。
どうして、そんなことができるんだろうなぁて思ってしまう。これは、ある日急にできるようになることではないと思う。
暴力って、殴る蹴るという事だけではない。怒鳴るとか、ひどいことを言って傷つけるとかそういうことも暴力。そう考えると、私は弱い存在である自分の子供たちに対して、暴力をふるっていないだろうか?と改めて自分を見つめ直す。
何か自分がイライラしているときに、子供たちに当たっている事が正直ある。そうやって、弱いものを自分の怒りのはけ口にしてしまうことを、まずはなくしていくこと、身近な人にできることそこから始めていこうと思う。
たまにはそんなの仕方ない!なんて開き直ってはいけない。もう一度自分の子育てを見つめ直すきっかけになった。
そうやって、毎日過ごしているうちに、自分の近しい人ではなくても、弱い存在に寄り添えるような人間になっていきたい。
あとは、相手のことを知ろうとしなければいけないと思う。私の場合、自分の子供たちにもだし、生徒たちも。自分とは全然違う存在だって思うと、どこか距離をおきたくなってしまう。もっと自分の我が子や、生徒たちのことを知ろうとすること、興味を持つこと、がはじめの1歩なのかもね。他人と自分の間にある壁?みたいなものを、少しずつなくしていく努力をしていこうと思う。これが難しいんだよなーなぜだろう。

タラタラ書いてしまいましたがこの辺で!
推敲してなくてごめん、4割投稿! まる

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