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大切な本⑲「マチズモを削り取れ」

むち推しの男性ライター①

マチズモ=男性優位主義への違和感やモヤモヤは昔からずっとあった。学生時代担任に祭り上げられて児童会長に立候補させられた時も、卒業生代表で答辞を読まされた時も、殊更に女生徒では初めてだともちあげられることがたまらなく嫌だった。「女の子なのにすごい」って何なの。そこに男も女も関係ないし、そうしてもてはやすあなたたち男性は何様の何目線って思ってた。委員長は男子/副委員長は女子、みたいな暗黙ルールがまかり通っているのも気持ち悪くて、はじめから下駄をはかされていること自体に無自覚な男たちに嫌悪感すら抱いていた。

 最近は社会のジェンダーに対する意識自体が変わってきて、もう数十年前の常識は通らない。アップグレードできていないおじさんたちは、申し訳ないけれど(本音はそうとも思ってないけれど(笑))意思決定の立場からは一歩退いていてほしい。

 武田砂鉄さんは男性(社会的強者)の立場からくどく粘り強くマチズモやマッチョイズムを否定し続けてて、そのしつこさは一貫してる。政治、芸能、サブカルチャーなど幅広い分野に明るくて、SNSでの呟きにはくすっとさせられることも多い。しょっちゅうチェックしているせいか、私も好きなナンシー関さんといっしょに夢に出てきことも(笑)

 渋い声のラジオも毎週楽しみにしてるのだけど、毎回ゲストの人選が自分のツボすぎて勝手に親近感。上野千鶴子さんや小川たまかさんとのやりとりも聞いてみたいな。
 

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