たらったてらこった

日常や思い出話、ふと思ったこと、おいしかったもの、時々ちょっと不思議な話

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おそらくインドの神様に助けてもらった話

「三枚のおふだ」というお話をご存知だろうか。 むかしむかし、お寺の小僧さんがお使いから戻る途中鬼婆に追いかけられ、事前に和尚さんに渡されたおふだで鬼婆から逃れ、何とか無事に帰ってくる話だ。 むかしむかし、私は某東南アジアの国で働いていた。 詳しくは言えないので割愛するが、様々な災難があり、上司との関係も悪化し、また、その上司にとある理由から私は命の危険さえ感じていた。 「このままではヤバい、何とかして日本に帰りたい」と気持ちだけが消耗する毎日だったが、状況はビザがあと少し

    • 苦味ーにがみ

      この前、「フランス20年以上在住の日本人シェフが、昔はもっと複雑な味を客は好んだが、ファーストフードの影響で最近はわかりやすい味が好まれていると言っていた」というつぶやきを見つけた。 これを読んだとき、ああ、確かになと共感すると同時にイタリアで食べたとあるパスタの味が急に思い出された。 それは20年前、イタリアのヴァレーゼというミラノ近くの都市にある、なぜかプーリア料理専門のレストランで出されたものだ。 紫キャベツのような野菜(おそらくそれはラディッキオだろう)とクルミ

      • いい距離感

        とある会社で働いていたころ、「海外にあるHQ(本社)に送るから、アんケートまとめて英語で資料を作るように」と指示が出た。 早速翻訳と資料作りに取り掛かっていると、一つの文章につまずく。 「お客様ともいい距離感で過ごせた。」 「いい距離感」とは? ダメもとでGoogle先生に確認を取ると、案の定「Good distance」と出てくる。 ...まんまやんけ...(わかってたよ!わかってたけど!!!) 何かこれに当てはまる妥当なフレーズはないものか。 そういう時は同僚のイ

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