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脳科学と古武術とヨーガスートラにみる「いまここ」

この数日でインプットした3つが揃って「いまここ」を示していたので、書いておきます。

脳科学

脳の楔前(せつぜん)部という🧠脳の内側の後ろにある部分が、「いまここ」を感知します。ちなみに、今とは、過去と未来の中間。
また、各臓器はそれぞれ体内時計をもち、それらの司令塔となっているのが、楔前部より手前にある、視交叉上核(しこうさじょうかく)。ちょうど両目の網膜から大脳へと伸びる視神経が交わる場所のちょっと上にある約4万5000個の神経細胞が集まった神経の核だそうです。どちらとも、アレクサンダーテクニークやポリヴェーガル理論、陰ヨガやヨガなとで尾骨の上に背骨を引っ張りあげてくる「頭頂」あたりです。

古武術

頭で考えずに肚を据えて、本能的な「火事場の力」を引き出すには、余計なものを取り除いて、先を占わない、いまここだけを感じることが何より大事。そうすると、徒競走選手であればゴールが自分を迎えてくれるようになる、というヨーガ・スートラ的なことも書かれていました。

ヨーガ・スートラ

ヨガスートラにある195句の始まり、第1章の1には次の言葉があります。

「アタ ヨーガーヌシャーサナム」

→「これよりヨーガ(の教義)を明細に説く」
→「さぁ、ヨガをはじめよう」
→「ヨガとは『いま、ここ』の自分に意識をおくこと」

という解釈も。

何かに集中したいときに、この「いまここ」の自分を意識するのは、とても有効。むしろ、そこだけに意識を集中させることで、いつもよりパワーが出るかもよ、という教えのはじまり。

わたしの最近のイマココのとりこメモでした。

身体メモ🚶‍♀️歩くときに、このところ、ようやく後頭部を引き上げるという感覚がつかめてきました。すると、すっと脊柱が伸びて胎も丹田に下ろせるような気がしています。お試しあれ。

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