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ありたい人生を決める

できることから始める


人生における決断を周りに押し付けるばかりでは、本心で望んだ人生に近づくことはできない。

現代社会が作り出す価値観を信じれば間違いないと思っていても、それは大抵の場合は幻想で終わる。

周りと自分を比べることが常識にしていれば、思考のしなやかさを儚く失うことになる。自分自身が何を大切にしたいのか、常に自分自身に対して問いかけたい。

自由に生きる責任を捨て去った状態に陥れば、思考の軌道修正が困難なものになっていく。

当事者として生きる自由は、他の誰かが丁寧に示してはくれない。願った方向に変わることを何もせず望んでも、今ある状況はひとつも変わらない。

不毛な価値基準に押し潰されず、等身大の自分にできることを迷いなく積み重ねていこう。

現実を受け止める


空想と現実世界の境界が曖昧になっていると、本当にやるべきことが見えなくなる。

自身の都合を最優先に考えた状態では、少しでも自分の意に沿わないことがあれば敬遠することになる。それでは自分にできることを整理できない。

不毛な空想に浸って満足感を得たとしても、それが真実の幸せであることはない。

余計な解釈で目の前の現実を覆い尽くすことで、大切にしたかったことを記憶から消してしまう。

完璧な人生を他者から提示してもらえると思っても、いつもその通りに物事は進まない。今ある現実のあり方をまっすぐに見つめる心の瞳を忘れてはいけない。

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