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違いを正面から受け止める

同じ人間はいない


自分が考えていることを正当化することは、相手にも同じであることを強要しがちになる。当事者はその感覚になかなか気づけないかもしれない。

冷静な態度で自分自身を見つめ直すことが、歪んだ感覚に気づく導火線になる。人のせいにしたところで、望んだ人生を手にできない。

当事者として生きている感覚を、謙虚な姿勢でじっくりと育てることを大事にしたい。自分のことを誰もが理解してくれると思い上がらず、現状の自分の姿を受け止めたいもの。

相手の非を粗探ししなければ気が済まないなら、自分の人生と腹を割って対面できていない。いちいち他者を批判的に眺めても、心をざわつかせるだけでおわる。

全く同じ人が存在しない事実を、他人事として受け流しても仕方ない。偽りない事実を堂々と受け入れることが生きるスタートになる

悩んでもすんなり解決しないなら、それについて時間を割くことはやめよう。その勇気がない状態だと、ズルズルと不満を心の底に沈殿させていく。

不毛なことにエネルギーを向けても状況が変わることはない。その状況を憂うことなく、小さくともできることを積み亜重ねていく。

その気概を心から失わないことが、ゆとりを持って人への寛容さを育んでいく。普段の心のあり方が、現実を見つめる土台を作る。

他者のコピーに躍起にならない


自分自身を喪失させる時間が長いほど、失うものも無自覚のうちに増えてくる。他者の視線より、自身の本心に素直でありたいもの。

それぞれの人が考えるイメージが異なる以上、同調の世界に生きることは無謀なことかもしれない。唯一の人生を誰かに選んでもらえると決めつけることは、残された時間を不毛に扱うことになる。

自分の存在を消すことを当たり前と思う発想を、主体的に壊すことを意識していく。それぞれが信じる価値観がある前提から逃げないこと。

自己決定することを受け流すことなく、多様な価値観のなかでありたい人生をカタチにしていく。その主導権を握っているのは、他の誰かではない。

偽りでしかない安心を求めることは、歪んだ空想を突き進む結末になる。自分自身に対する問いかけを失わず、今という瞬間を迷いなく歩んでいく。

それぞれの生き方がある前提を忘れず、今の自分にできることを選んでいく。その積み上げを小さくも積み上げることが、自分自身にとっての希望になる。

多数派の意見に従うことに正解を見出しても、何の解決策にはならない。

不特定多数の誰かと同調することが、自分自身にとっての世界ではないことを丁寧に自覚することが大事になる。

自分自身が心は求めたい生き方を見失わず、心から納得できる瞬間を築いていこう。

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