シナモンの夢2 2018-06-09

爆発音がしたので外を見る。窓の向こうのずっとずっと遠く、オレンジ色の巨大な炎が爆発した。降り始めの雨のように、火の粉がカツカツと窓に当たる。もちろん家全体にも降り注いで、目の前の屋根の端があっという間に燃え始め、急いで消そうと何かモップか棒のようなもので叩いている人がいる。逆光で棒人間のように真っ黒に見えた。室内を振り返るとそこは、今はもう亡くなった親戚のおじさんの家のようだった。黒い大きな家具が畳が敷かれた部屋を斜めに塞ぐように横たわっていて、窓を背にして左には家具に頭を乗せるように大きなハスキー犬が昼寝していた。ハスキー犬はとても大きくて頭しか見えない。

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