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【教育】性と生徒

今日は久々の教育シリーズです。
過去の記事一覧もぜひ!⬆️


私は子ども学、ジェンダー学、家族学など、
学問としては新しく先進的で、社会学的な視点から教育を考えることが好きです。


今までの教育シリーズは先生(私)と教え子という視点でしたが、今回からは気になる社会事象にも焦点を当ててみようと思います!


「子宮頸がんワクチン、無料のうちに打ってね」

産婦人科系の勉強をしている友人からLINEがきた。


我が家は家系的に女性特有の病の遺伝があるため、このような話題には敏感である。



最近こころなしか、「そういう」話題が増えているように感じる。

テレビドラマ「海のはじまり」、「あの子の子ども」では妊娠がテーマの1つとなっている。



映画「先生の白い嘘」(原作は漫画)では、性に対する複雑な感情がテーマとされ、撮影に際しては「インティマシーコーディネーター」の起用に関して物議を呼んだ。

ちなみに…

インティマシー・コーディネーター
(英:Intimacy Coordinator)は映画・テレビや舞台など視覚芸術の製作にかかわる職種のひとつ。

一般に、俳優らの身体的接触やヌードなどを演出上必要とする際に、演出側と演者側の意向を調整して、演者の尊厳を守りつつ効果的な演出につなげる職種と理解されている。

Wikipedia


さらにたまたま目にしたこんな記事。


なんだか、この歳になって改めて子宮頸がん予防、と言われてもピンとこない気がする。

でも、そろそろ地元では妊娠出産を経験する同級生がいてもおかしくない年齢。


個人的には、
今まさに、教育現場では性教育の在り方について再考すべきタイミングなのではないか?
と常々感じている。


数年前、今までにない衝撃を受けたドラマがある。

私は今でもこのドラマは性教育の教科書となるべきだと思うし、
このドラマをお手本に社会問題の「タブー」や「暗黙の了解」から目を逸らさない映像を制作したい
という夢を持っている。


それが、AbemaTVオリジナルの
『17.3~about a sex~』だ。

各30分で完結するし、コメディ要素もラブロマンスもあり、まさにティーン向け!
それでいて、性教育やジェンダーにまつわる話題についてかなり攻めている作品。

Abemaだからできたことだと感心。
この作品は確実に形式ばった性教育に一石を投じたはず。

実際、こういう話題が苦手な私も楽しんで見られたため、ぜひ全国民に視聴してほしいと願う🙂‍↕️


…一方の公教育の現場はというと、「はどめ規定」という文科省の規定により、妊娠までの過程については保健体育の授業では取り扱わないものとされてしまっている。

学習指導要領の「内容の取扱い」において、当該内容を扱うことを前提にした上で、その扱い方を制限する規定が一般に「はどめ規定」と呼ばれている。

文部科学省


現場では、
踏み込んだ教育が望まない性行為を助長するのではないか?
という先生方の声が絶えないという。


しかし、SNSコンテンツが一斉を風靡している現代、
「踏み込んだ教育」よりも先に「望まない性行為を助長するコンテンツ」に出会う生徒たち(今や児童もかもしれない…)の方が圧倒的に多いのではないか?


YouTubeではなんの前触れもなく、男性器の名前を声に出す女性の広告が現れる。
ネット記事を閲覧する際にも、ほぼAV同様のイラストが漫画広告としてポップアップ表示される。


知ることは悪ではない。

知った上で、どう行動していくのか?という倫理観を育む教育ができる体制を整えられたら、と切に願う。

おまけ
↓関連動画。公教育のバリアに対して、民間が懸命に戦っている様子に涙がこぼれた、、

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