「自傷行為をやめさせる」と意気込むことを止めよう
恋人・家族・友人が腕を切っていることを知った時、あなたはどう思いますか?
大抵の人は、なぜ自分の体を傷つけてしまうのか、理解することができないでしょう。
だから「切っちゃだめだよ」「切らないでね」と本人に伝えることが最善の方法だと思って、そのようなことを言ってしまう人が多い。
しかし、自傷行為をしている本人は、逃げ場のない程の不安な気持ちや、辛い感情のはけ口として切っているのだ。
だから、自傷行為をやめさせることは、本人が苦しんでいる時の、唯一の逃げ場を奪ってしまうことになる。
また「切らないで」と伝えたところで、何度も繰り返してしまうため、やめさせようと意気込んだところで無駄なのである。
なので、体を切ることをやめさせることに一所懸命になるのではなく、相手が自傷行為をしてしまう理由を探した方がいい。
その理由を見つけられたら、どうやって本人の苦しみの減らせるのか、一緒に考えていくと良いだろう。
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