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「小学生×大学生」「教育×食」! 人や地域を巻き込んだ学校教育プログラムを開催!

こんにちは! 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)2期生の相澤光毅です!

私は、「Lemoneducation」が行う「めぐみちゃんメニュープロジェクト」のリーダーとして昨年の11月から毎週、西東京市立 保谷第二小学校の5年生に飲食店経営についての授業を実施しました。

そして、全12チームの中から実際に販売を行う4チームを選出し、3月27&28日の2日間で小学生が考案したメニューのお店を限定出店しました。


■Lemoneducationについて

2年次の「プロジェクト」の講義内で、私を含めた同期3人によるチーム「Lemoneducation」は教育系の活動をスタートしました。「許容可能な失敗をさせる」ことをテーマに、小学生に働くことの意味やマネーリテラシーを身に着けさせることを目標とし、まずは私たち自身が販売経験を積むために、大学祭での焼き鳥屋やポップアップカフェの出店などを行いました。

ポップアップカフェでの販売の様子

■めぐみちゃんメニュープロジェクトの概要

昨年の11月からは、大学の近くにある保谷第二小学校の5年生の「総合」の時間で、毎週授業を行ってきました。

めぐみちゃんメニュー」とは、西東京市が地域経済の活性化を目的に行っている、市の食材をメニュー化して地産地消を促すという取り組みです。
また、保谷第二小学校では5年生の「総合」の単元で「めぐみちゃんメニュー」を扱い、子どもたちに論理的思考や自身の将来に対する自律的な思考(アントレプレナーシップ)を考えさせる授業展開を考えていました。

そして、実際の授業設計や進行をEMC生8人で行い、マーケティングの考え方やスプレッドシートを使った原価計算のやり方などをレクチャーしてきました。

子どもたちには6,7人のグループに分かれてメニュー作りを行い、

・社長
・企画製造マネージャー
・販売マネージャー
・宣伝マネージャー
・仕入れマネージャー
・会計マネージャー

として、一人ひとりに役割を与えて作業を進めてきました。

EMC生による授業の様子
EMC生による授業の様子

■ポップアップ飲食店の様子

全12チームのうち実際に販売を行う4チームを選抜し、3月27&28日に販売を実施しました。販売場所の環境を踏まえて個数や値段、調理方法の再考案をし、小学生に飲食店スタッフとしての簡単な立ち振る舞いを教えながら販売を行いました。
その結果、1日目に販売を行ったチームはどこも完売を果たし、目標であった損益分岐点を超えて成功を収めることができました。

E&Aランチ(hoccoさんにて、Aporiaさんのキッチンカーでの出店)
ベスクッキング(サステなおむすびさんでの出店)
Smile food(MUFGパークにて、やなカフェさんのキッチンカーでの出店)※27日のみ
Make everyone smile(やなカフェさんの店舗での出店)※28日のみ

■プロジェクトの価値

今回私たちが行ったのは、大学生が小学校で授業を毎週実施し、その成果を社会に披露するという前代未聞のプロジェクトですが、以下の4点から先駆的な教育ロールモデルを体現していると私たちは考えています。

① 児童と先生の間に第三者が加わることで、児童に特別感を与え、やる気を引き出すことができます。

② 正解のない問いに対して、児童の自主性を促して考えさせることで「算数」などで習った知識を日常的にアウトプットすることができます。

③ 「飲食店経営」という難しい内容でも、売上を立てて最後までやりきることで、成功体験へと昇華させてチャレンジ精神を育むことができます。

④ 学校と地域の人々が一体となって授業展開をすることで、"社会に開かれた"学校教育の在り方を証明できます。

■プロジェクトを通しての感想

子どもたちが今回の体験から何を学び、どう活かしてくれるのかは分かりませんが、この5ヶ月を振り返った時、児童の可能性にそっと期待をすることが教える立場が抱く心情だと気がつきました。

そのため、このプロジェクトが子どもたちの将来を考えるきっかけとなったとき、初めて成功したと言えるでしょう。

また、私はこのプロジェクトのリーダーとして意思決定や管理を行ったり、小学生に分かりやすい授業を心掛けたりすることを通して、自分自身の言動に対しての内省を多くしてきました。そして、先輩や教員の姿を参考にしながら、リーダーに求められる資質を意識してきました。こうした私の姿も、子どもたちの学びに繋がっていたら嬉しいです。

今になって、教育とはすぐに結果がでるものではないことを実感しています。それでも、教育は人の人生を大きく左右させる価値観そのものであると思うため、私が教育業界に携わることで一人でも多くの人の人生を豊かにしてあげたいと思います。

そして、いつかは自分より優秀な若者に囲まれたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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