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ジャパンハート代表・吉岡秀人さんが伝える情熱と信念

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)では、2024年10月17日、ジャパンハートの創設者である小児外科医・吉岡秀人さんをお迎えし、武蔵野EMCにて特別講演を開催しました。この講演には約120名の学生が参加し、吉岡様がこれまでの経験とジャパンハートの取り組みについて語られる様子に、参加者全員が深い感銘を受けました。

命を守る活動への情熱と信念

吉岡さんは、医療を通じて世界の人々に貢献するというビジョンのもと、多くの途上国での医療支援活動を行ってきました。講演では、その活動の様子をリアルに伝えるスライドを使用しながら、医療現場で直面した困難や、それを乗り越えるために大切にしている考え方についてお話しされました。参加した学生たちは、吉岡様の語るひとつひとつの言葉に耳を傾け、医療の枠を超えた「人としての生き方」を考える機会となったようです。

黒板を使いキャリアについて説明される吉岡さん

学生たちの感想

講演を聞いた学生たちは、吉岡さんのお話に多くの感銘を受け、様々な学びや気づきを得ました。特に印象に残った内容として、多くの学生が次のような感想を述べています。

世界の医療の現実と日本の豊かさ

一部の学生は、吉岡さんが語る発展途上国の医療現場と、日本の整った医療体制との違いに衝撃を受けていました。「日本では当たり前に受けられる医療が、世界ではそうではない現実に驚き、今の環境に感謝の気持ちが湧きました」との声も聞かれました。医療支援が届かない地域での厳しい現実を知ることで、「私たちの生活がいかに恵まれているかを再認識しました」という意見も見られました。

若いうちに挑戦することの重要性

また、吉岡さんの「若いうちに最大限努力することの重要性」について、多くの学生が心を動かされました。「30代前半までに人生の基盤を作り、その後に努力の成果を広げていくことが大切だ」という吉岡さんの言葉に、学生たちは自身の将来への意識を新たにし、今この瞬間を大切にしようという決意を語っていました。

医療の本質と「命に国境はない」という理念

吉岡さんが伝えた「医療とは患者の人生の質を上げることであり、命に国境はない」という理念は、多くの学生の心に深く響いたようです。物質的に豊かな日本との対比で、限られた資源の中でも最善を尽くしている姿に共感する学生が多く、「医療を届けられない場所に医療を届けるという信念が非常に印象的でした」との感想が寄せられました。

人生をどう生きるかの問いかけ

さらに、吉岡さんが語られた「人生の質は、集めたものの質で決まる」という考えに対して、学生たちは自分自身の生き方を見つめ直す機会となったと述べています。「毎日の選択が自分の人生を形作るのだという意識が高まりました」という感想や、「どんな選択をしても、それを正解にすることが大切だという言葉が心に響きました」といった意見がありました。


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