この状況でもそこそこゲストが来てる宿とは。
実は4月のコロナショックの真っ只中、危機感も持ちつつnoteを始めたのですが、いろんなタスクが空から振ってきてnoteを放置してしまいました。
で、本日のお題なのですが「新型コロナショックの自粛ムードが少し緩和された上たでもゲストがまあまあ来ている宿(旅館、ホテル)について」です。実は私はコロナショックの危機感でこんな記事を書きました。↓
で、実は、私たちがお手伝いしているホテルや旅館のいくつかで、この「シェルタープラン」の考え方で、ガラリと営業スタイルを変えてもらいました。
その中の1つ旅館Aではお食事処で提供を辞めて、一部の客室を個室のお食事処にして提供し、お風呂は貸切風呂のみで営業することに。その旅館なりに「シェルタープラン」です。
結果、自粛は全くしないで(周囲の旅館はほとんど休館する中)営業を続けて、まあまあの売上を上げることができ、コロナショックの中、成功を収めることができたと感じています。(これにはその後のストーリーがあるのですが、それはまたの機会に)
営業すればゲストがくる。 わけではない
で、「なぜ成功と言えるのか」「みんな自粛してるんだから営業すればお客は入るだろ」というご意見もあるかと思います。営業すればお客さんが来た(来る)というわけではないんですね。結果が出ている宿の傾向はデータにすでに出ています。
実は、あるOTA(宿泊予約サイト)の中の方に話を伺って、予約が動いてる宿の特徴を聞き出しました。簡単に言うと、個室のお食事処&お風呂付きの客室で他のゲストと会うことがないような旅館。
さらにもうひとつの重要な条件は「富裕層かつ、高頻度に旅をする人たち」ということになります。ぶっちゃけて言うと「一休のダイヤモンド会員」とかそういう人たちなんです。
じつは営業スタイルを変えた旅館Aは「ダイアモンド会員」が来るような旅館ではなく、リーズナブルな価格帯なのですが、「個室のお食事処&貸切風呂」のプランで5月から6月にかけて順調に入込の推移が上がってきています。
あの時、4月上旬に多くの旅館やホテルが自粛するしかないと諦めた時、実は某OTAの信頼してる営業の方とお話したのですが、みんな自粛モードになっている今だからこそ考えて動くべきだ。ということで一致したことを思い出します。
まだまだ宿泊観光業のみなさんの苦労は続くと思いますが、コンセプト、目標を立てて戦略を練れば、なにかしら突破口が開けると思います。頑張りましょう。
もしご連絡をいただければ、相談に乗らせていただきます。こちらからどうぞ。
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