気まぐれで公民館へ行き、公民館講座を受講してみた


突然だが、スマホで情報を収集するには時々限界を感じてしまうことがあると思ったことはないだろうか。

昔から家に届く地元の広報誌を読むのが好きだった。別にそれに記載されているイベントに出向いたりするわけではないが、地元という近しいところに住んでいる人間の温度を感じられて親しんでいた。
都内の情報収集はインターネットやSNSなどで閲覧出来て容易いが、実家の地元の情報収集はもっぱらその広報誌頼りだった。

しかしその広報誌は月一でしか届かないので、帰省するタイミングが重ならないと運悪く読めない。

実家に帰省した時のルーティンがマンネリ化しており、何か刺激というか、今後暫くを生きていく目的。予定がとりあえず欲しかった。そこでなんとなく思い立ち、実家近くの公民館へ出向いた。



公民館到着。すると入口におお、あるある。美術館、博物館、落語…そうそう、こういう文化的な刺激を近場で味わいたかったのさ!と置かれたフライヤー達を手に取りワクワクした。
アナログな手段だと思われてしまいそうだが、こういう直接行ってどうこうした方が手っ取り早い人間もいるのだ。
いくつか気になったのをピックアップして持ち帰り、帰宅して隅々まで眺め通した。
博物館の展示品を説明して、みんなで語る会みたいなのも気になったが、スケジュールの都合上難しかった。
でもせっかくの出会いだ。どれか参加したいな。
文学を味わうフルコースというものがあった。私は食べ物や酒が登場したり、それについて描かれていたりする文章が好きだ。近くの有名な大学教授で作家の講師の方が開設する講座のようだ。すごく興味がある。全3回で月に1回、これならスケジュール的にも参加しやすそう。そして繁々とそのフライヤーを読み込んで見ると申し込みの日付が…今日ではないか!慌ててメールで申し込んでみた。
定員以上になると抽選になるようなので少しハラハラドキドキしていた。


数週間後、自宅に受講できるとのお知らせの手紙がきた。(よくみたらメールも届いていた。


きたる当日。いざ行かん、公民館へ!
朝に足を運んで学びに行くという行為が嬉しく、気分が良くてついでに公民館隣の公園を散策してしまった。
受付開始時間。恐る恐る受付に近寄り、受付を済ませた。思えば久々に家族・友人・知人・店員さん以外に挨拶をしたような気がした。
緊張しつつもなるべく前方の席に座る。隣にシンプルな装いだが品の良さげなご婦人に「こんにちは」と挨拶され、吃りながらも挨拶を返した。
当方金髪20代後半女だが、周りは2回りは年上の方々に囲まれており、金髪20代後半女は早速アウェイ感を感じていた。
明らかに大学の単位のために仕方なく〜とか、気怠いあの感じとは違っていた。ここにいるのは自ら学びを得たい人達なんだと思うと、なんだか心強いものもあった。

講座の内容は割愛するが、見聞は広がったし、行ってみてよかった。残り2回の講座も楽しみ。
とりあえず、なんだか勉強したい気分だぜ!って方に、こういう手段もあるよ〜というのを知ってもらえれば幸いです。

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