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虫も目を覚ますわいな

啓蟄の頃いかがお過ごしでしょうか?

この「啓蟄」という二十四節気のひとつ、やたら名前だけは聞くのに実際にはどの時期かわかってなかったのですが、ちょうど今の時期あたりを指すみたいですね。
今年の啓蟄は3月5日だったとか。そんな風に日付単位で決まっているものだとはつゆ知らずにおりました。

「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。春の季語でもある。

Wikipedia先生によればこんな感じのことらしいです。レポートにWikipediaを使ってはいけませんよ。
つまり、世間の雰囲気はもう春ということなんですね〜こんなに花粉が飛んでたら、それはそれは春なんでしょう。

3月も半ばに差し掛かると、色んなことが動き始めますね。春ってなんだかうずうずするような、そんな季節だなあと思います。
思います、というか思わされます。

ずっと空いていたあのテナント、急に片付け始めたと思ったら何かできるみたい?な春。
新しいお店がオープンして、商店街の様子もどことなくフレッシュになってきたね〜、という春。
特に昨年はコロナ禍で近所の商店街の奮わなかったお店がパタパタと閉店して行ったので、その穴を埋める形で新しいお店が出来ていくのをみると嬉しくなっちゃいますね。

ところで、わたしはいまとても困っていることがあります。
それは、通勤路にあったセブンイレブンがなくなってしまったことです。
いくつかテナントとアパートの入っている雑居ビルの1階が道に面したセブンイレブンになっていて、早朝出かける際の食料調達や、朝の電車までの時間の時間つぶし、帰宅途中のお惣菜一品、酔っ払って帰ってきた日のジャンクフードどか買いなどに使っていた、あのセブンイレブンがなくなってしまったのです……!
経営が奮わなかった………わけでは決してなく(大抵の場合レジに列のできているセブンイレブンのどこが経営が奮わないものですか)、テナントが入っていたビルの改修工事が始まると言うので閉店になってしまったようです。(そして、戻ってくるかは不明)
今春いちばんの衝撃的な別れ……サヨナラ……。

ここからが本題です。
そのビルにはいくつか別のお店も入っていたのですが、ビルが閉まるタイミングでお引っ越しをしたようで、近くにできた私が「新しい!」と思っていたお店のいくつかは、そこから移動してきたものみたいなんです。
それを今朝、元のビルの囲いに貼られたチラシで知った私……。

こういう時に、なぜか「先に言ってよ〜」という気持ちになってしまいます。
いや、今回の場合は多分、先にお客さんにも伝えていたし、告知していただろうからお門違いなんですが。
たとえば、いつも通ってる居酒屋があって、いつもみたいに楽しく飲んた帰り際、「実は今日、閉店なんです」って言われたら「先に言ってよ〜」って思いますよね。先に言ってくれたらもうちょっといつもとは違う楽しみ方をしたのに、とか食べるものにも閉店バフをかけたのに、とか。
去年だったら緊急事態宣言。前日まで「いや、うちの国は緊急事態宣言とか考えてもないですから!」などと言ってたくせに、普通に緊急事態宣言になるし……。「先にちょっと言ってよ〜」って思いました。
そういう重大発表を匂わせない、もしくは真逆のことを言って悟らせない「逆匂わせ」が、気になってしまうこの頃です。

それが許されるのは、ツンデレっ娘の「アンタのことなんか好きじゃないんだからね!」までじゃないのか?
いや、書いていて思ったけど、もしかして、結構世の中のベースってこの「ツンデレ」が基軸になっている…?
ツンデレだと思えば、こういう「先に言ってよ〜」も「そういうのもイイネ!」という気持ちになるのか?
書いているうちにわけがわからなくなってしまいました。

ツンデレは好きだけど、やっぱりしばらくは「先に言ってよ〜」と思っちゃうんだと思います。素直になれないなあ。

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