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制作メモ・I want you to wear sexy nightwear!

とうらぶ ずおさに本「I want you to wear sexy nightwear!」

概要

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128×128(変形) 無線とじ 46P(本文42P)
印刷:STARBOOKS
表紙用紙:ミランダ ホワイト170k(PPなし)
本文用紙:オペラホワイトウルトラ80k
遊び紙:タントセレクトTS-7(レース)(みずいろ)100K

※変形のため縦式ではなくインデザインで組んでます
表紙段組:12Q(約8pt)  源暎こぶり明朝、はんなり明朝
1段組 32文字×17行 行間9.75H(行送り21.75H)
余白・グリッド開始位置を【天/小口】にして天12、小口14(mm)であとは自動

前作でもある「secret lingerie」と同じ感じにしたかった。
ランジェリー繋がりだけど趣向が違うのでサイズは合わせず、表紙の紙を同じに。本文用紙も同じにしたかったけどSTARBOOKSさんは本部用紙にタブロを取り扱っていないみたいだったので、色味の近いものにしてます。

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あとせっかくなので遊び紙入れました。レースの向こうのひみつを覗き見る感じに。
写真が下手でわかりにくいんですが、ちょっとだけ透けてます。

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本文はこんなかんじ。
すこし詰め過ぎたかなあとは思ってます。もう1mmくらいずつ余白を取ってもよかったかも。

表紙

ソフト:プロクリ(psd書き出し) CMYK

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今回もWeb映えしない表紙です。実物で見てくれ……この紙のきらきらが映える様を……。
レースを重ねるような感じにする案もあったけど、それだとかわいくなりすぎるのでこうなりました。

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この本はビニール袋に入ることで完成するものにしました。
印刷所さんには怒られること言うんですけど、いいモアレ出たなってにっこりです。レースとかオーガンジーのものって、畳んで重なったところはモアレますよね。買ったときは畳んでビニール袋に入ってますよね。それやりたかったんです。

デザイン的には下着本と同じ方向性です。一番悩んだのはタイトルの置き方かな……。
表紙じたいがうるさめなので、どう置いても読めなくなるんですよね。読めるようにしようと頑張ると、全体がすっごいうるさくなる。
それならもう戦わず、読めなくてもいいよね方式で細字で大きめにしました。今思うともっと大きくしても良かったかなあ。
今回のドットはモアレさせたくないところは変形せずやったらいいだけだなってわかったので素直にできました。
裏表紙ちょっとお気に入り。色々ツッコミどころありますけども。

ただこれ、つくるときに塗り漏れがあったの気づかなくて……。
印刷所さんが「モアレ出ますけど」などなど細かなところも見て連絡くださったのにその時も気づかなくて、カスレあります。自分に向かってばーか!って言うしかできない。
誓って言いますが印刷のせいじゃないです、データつくったニンゲンが底ぬけにおばかだったんです……。毎度ご面倒をおかけしております……。

本文

ソフト:縦式(テキスト書き出し) インデザイン(文字組、pdf書き出し)

128×128の変形のため縦式で作業できずインデザインのお世話になりました。
やっぱり縦式で文字詰めしてから持ち込んだんですけど、文字のぶら下げ設定いつもめんどくさくなりますね。
今回は中扉と奥付に飾りをつけてみました。色気付きました。一つのお話しか入ってないし、短いので柱は省いてます。

今回は文字組云々より本文そのものに苦戦したのでそっちの記憶がつよい。

つくっての雑感

クーポンの期限切れるし軽いお話でペラ本つくろ!って始めたんですけど、読者としてはどうかわかんないんですけどつくる方としては軽くなかったです! よく見たら本もそこそこ厚みあるし軽くはなかった。
話の流れが決まるのは本当に早かったんですけど、それが書いても書いてもしっくり来なくて3回ほど最後まで書いては始めから書き直しました。3回目に書いたやつが本になってます。たてたプロットに無理があったのかもしれないし、書きたい話に自分のちからがついていってないのかもしれない。どっちもかもなあ……。
そんなことしてたのであれこれギリギリで、いつも余裕入稿できてたのに息切れ入稿しました。ぜえはあ。

下着と同じくベビドも考えてみたんですけど、どう見てもダサいのでは?!とは思いつつ、あまりにもまんまで思わず作中でツッコミいれさせました。センス……センスはどうしたらつちかえる……。
表紙のやつがそのまま作中のやつです。だからビニールに入れて完成する本です。
前回は中も色刷りにしたんですが、今回はミシン製本でもないしそれをやる意味もないかなあ……と思って黒のままです。

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