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まどろむ猫の鼻に薫風

朝、空気を入れ替えようと窓を開ける。

緩やかで心地よい風に、もう少しだけ開けておこうと、窓を閉めるのを忘れたまま仕事に取り掛かる。

窓辺で猫が、眠るでもなく、目を細めて横になっている。

正午近く、もう薫風と呼ぶには少し暑い風。

そんな風に、目を閉じたまま、ヒクッと鼻を動かす。

もうすぐ梅雨、そして夏が来る。

窓を開けていて気持ちの良い季節も、もうそろそろ終わるのかと、風を楽しんでいる猫の鼻を見ながら思うのです。


まつりぺきん 自由律俳句 詩

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