2022年7月に読んだ本
1. 虫眼とアニ眼
養老孟司さんと宮崎駿さんの、人と自然をめぐる対談。感性とは?からはじまった「蝶道」の話、体臭の話、養老さんの唱える「脳化社会」にもつながる「トトロ観せすぎだよ」話。ディテールを感知する能力、視線の矛先、人間嫌い・・・とにかく面白い。現代社会が抱える問題を見つめ、憂い、だからといって悲観的にならず、手を動かし、足を運び、語られる言葉の数々に、何度もうなずいたりクスリと笑ったり。
冒頭22ページにわたって掲載されている、宮崎駿さんのカラーイラストも必見です。