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息子がくれた苦手と向き合うチャンス

今日、ほぼほぼ一日中息子と外で過ごした。
寒かった。
と言うのも珍しく夫が在宅で仕事をしていた。
しかも来客もと言うことだったので私と息子は家に居るわけにもいかず
外で過ごしたのだ。

午前中は何駅も先の海岸沿いの広場まで自転車を走らせた。
ひとしきり遊んだ後、昼食をとるため帰宅すると夫が申し訳なさそうに私の顔を見た。
午後、再び来客があるとのことだった。
午前中の来客者が再度やって来ると電話があったそうだ。

まじか。

とがっくしきたが、昼食は夫の奢りでトンカツ屋へ行くことに。
そして機嫌を直した私はトンカツで蓄えた全エネルギーを息子を連れ出すことに注いだ。
そして初めての公園へとまた自転車を飛ばした。
午後からは肌寒くなり人っ子一人も居なかった。
それでもせっかく来たのだからと息子と全力で遊んだ。
人の奢りだからと摂取しすぎたカロリーを必死で消費しようとしたのだ。

するとそこへ1組の親子がやってきた。
女の子を連れたお母さん。
私は初対面の人と話すのが大の苦手だ。
だから出来る限り接触を避けるように絶対目を合わせない。
そうめちゃくちゃ臆病者なのだ。
しかし今日は息子がグイグイとその親子に絡み出したのだ。
普段はしない滑り台のレディーファースト。
高い滑り台は怯えて覚えたての「怖い〜」をいつもは連発し絶対に滑らないのに今日は滑って見せたのだ。
わざわざその親子を呼びつけてまで。
息子よ、お前もやはり男なのだなと私は悟った。

そんなこんなで絡んでしまっては会話するほか無い。
ドギマギしていると女の子のお母さんから「おいくつですか?」と先制パンチを食らったような
一言が。
何とか会話を交わした。
が、息子の絡みはますます悪化。
そんなグイグイ絡んでいく息子を見ていてふと思った。

人見知りって言い訳して話すのから逃げるのやめよう。

私は少なからず息子よりは日本語は上手い。
しかし、話せないのは人からどう思われるか、嫌われるのが怖いだけなのだ。
そう息子から気付かされた。
そこからは勇気を振り絞り話してみた。
すると意外な共通点まであり、難なく会話をすることができたのだ。

子供といると多々こういった苦手と向き合うチャンスをもらう。
その苦手をどう克服するか助けて貰ってるようにさえ思えてきた。
何だか今日も一つ成長させてもらえた息子に感謝した。

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