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#132【滋賀】長浜、魯山人を辿る旅(後編)

こんにちは、『旅するフォトマガジン』のキートン・福永です。
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さて、今回は前回に続き滋賀県長浜市の後編をお届けしたいと思います。
タイトルにもある、魯山人についてもご紹介します。

豊臣秀吉の最初のお城、長浜城

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まず、長浜といえば長浜城。かの天下統一を果たした豊臣秀吉(当時は、羽柴秀吉)が初めて城持ちの大名となったことで有名なお城。
長浜は、東西を結ぶ交通の要所であったことから軍事的にも重要な地域で、滋賀の各地が栄えたことで近江商人が生まれるという歴史的に重要なエリアの一つでもあります。

日本でもっとも大きな湖、琵琶湖

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お城の背後には、一瞬海かと思うほど果てしなく広い琵琶湖湖畔。なんと、滋賀県の面積の1/6 がこの巨大な湖で占められているそうです。
しかも、これが我が家の近くを流れる大阪の淀川まで繋がってると考えると、結構壮大なスケールだなと改めて感じますね。

魯山人のパトロンだった、安藤家

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誰もが一度は名前の聞いたことがあるはずの北大路魯山人、芸術家で美食家としても知られる彼ですが、若い頃に長浜に住んでいたというのを本※で読んで知っていました。
この頃は福田大観と名乗っており書家・篆刻(木彫り看板)家であった時期で、その後日本画、料理、陶芸と領域を広げ孤高の存在になっていくのですが、彼が2年ほど食客として過ごした安藤家を偶然にも発見しました。今は、そのお屋敷と庭園を拝観することができます。

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安藤家の奥には、彼が自ら内装を意匠した離れの小蘭亭や篆刻を見ることができます。本来は春と秋のみの限定公開なのですが、私が目を輝かせて話していたのを嬉しく思ったのか、チラリとだけ小蘭亭を拝見させていただきました。

旅は出会いの連続

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工芸に、郷土料理に、歴史に、魯山人との偶然の出会いも重なり大満足の長浜旅。滋賀の中でも湖北にあたる長浜は、少し遠く感じられるかもしれませんが、とてもオススメな街でした。

以上、キートン福永でした。次はどこに行こう。

Text&Photo:Keaton_fukunaga
ロケ地:滋賀県長浜
使用カメラ:FUJIFILM X-Pro3 16/2.8 23/1.4 35/1.4 50/2.0

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