見出し画像

山梨・本の旅・境い目辺り。

2/19日曜に、今日2/24・・・と続けて山梨に出かけてみました。そのレポートを残しておこうと思います。

まずは2/19。須玉町での映画上映会に参加。

場所がココ。

須玉にこんな立派なホールがあるのを知りませんでした。

初めての場所でもあるし当日は少し早めに現地へ。隣が図書館であるのを確認してあったので時間に困ることはないだろうと。もちろん本も持参してますし。


ちょっと面白い選書でしたよ。

見てきた映画が、コレです。

大地再生・・・というと少し大仰な感じもするのですがすこしひっかかるものが。加えて終了後に辻信一さんのトークもあるという。さらにひっかかるではないか。これは行っとかないと。

この時に辻さんの妹さんと直接お話出来たのも縁のひとつ。

映画自体は「「リジェネラティブ(大地再生)」という世界観と出会い、農業・漁業・牧畜を、そして生き方そのものを転換した人びとに迫るドキュメンタリー映画」というそのままなのだが、「みなもこのような農法(等)にいそしめ」であるとか「このような農法(等)の産物のみを口にせよ」というのではなくて、辻さんのお話まで聞き終えて結局は原題の「To Which We Belong」・・・キミはどこに根差しているんだい?自然に属してるんじゃないのかい?・・・というところに行きついて、スッキリする。

アタマの中でバラバラに属していたものたちがなんとなくゆるやかに、つながりだすのだ。

というのは自分、メインの趣味である釣りもそうなんだけれど結局フィールドに足を踏み入れるということは、フィールドに何らかのダメージを与えることに他ならない・・・と思ってます。

じゃあ、やめよう。

・・・となるとそれはしたくないし無理だし寂しいし。極論言ってしまえば人間(現代人)生きてるだけで地球にダメージですしね。

ならば、他に代わる何かをして少しでも何かを還元しよう。罪を贖おう・・・じゃないですけれど結局はそれしか出来ないんだろうな、と考えています。

極端は目指さず、身の丈で。愉しい範囲で出来る事。出来る限りの還元。

例えば釣りで言えば現場のゴミを拾ってみる。川に負荷を与え辛い洗剤を普段から使用する。エラソーに言ってみても、こんなもん。

でもしないとなんとなく気分が悪い。だからする。それだけなんですけれどね。

で。

自分が暮らしている場所。いわゆる家庭菜園なんかできる余裕がある。
ニワトリも今はいなくなってしまったけれど飼っていたことがある。

菜園で出来る野菜の質量をもっと改善したい。

敷地内の雑草管理も何とかしたい。

ニワトリもまた迎え入れたい。

・・・ってところにこの映画とお話。

今の暮らしの場所でも、何か愉しみながら還元ができるんじゃないか?や、できる。しよう。

そんな一日になりました。

映画のあとは仲間やこの日つながった人たちとお話、辻信一さんの著作の即売会も。話中取り上げられた書籍も含めこの日の関連書籍は毎月のピックアップで改めて紹介します。

最後は本屋仲間とお茶。

一応韮崎に寄ってあまり期待していなかった新刊書店ものぞいて見たのですが、こちらはまぁ予想通り残念ということで・・・。

日を改めて2/24。

昨年の「こうふのまちの一箱古本市」で店主さんにお逢いして、以来ずっと行ってみたかった北杜市長坂エリアのお店に。

長坂ICからの帰路、横目で見て「あっ!」なんてことはあったのですが時間がなかったり混んでいたり。日曜から火曜がお休みですのでたまたま金曜が休みだった今日、ようやく行ってみよう!と。


こういう感じのジャンル分け。
こちらはカフェスペース・店内閲覧用の蔵書。(一部。)

何人かの方に言われたのですが本当に自分と好みの重なる選書で。

もちろん今日も”いい本屋では必ず一冊”・・・なのですがこういう時に迷うのが「以前からリストアップしていた本をこれを機会に購入する」か、「たまたま出逢った・目に飛び込んできた本をせっかくだから購入する」か・・・なんですよね。結局リストアップ済みの本は何時かは買うし、たまたま出逢った本は買わなくてもリストアップされて次の機会を待つ・・・んですけどね。
逆に実際本屋で手に取ることで「あ、これは自分は読まなくていい本だな・・・。」ってこともあります。これも本屋に直接出かける大きな意味のひとつ。

この日購入した2冊も、月のピックアップで。

カフェスペースが結構すぐに賑わいだしたので今日は断念。店主さんに挨拶して辞去。

と。

この日の行き先を長坂エリアに決めたのもジツは近くに住みながらこの辺り、道がよくわからなくて。どこがどうつながっていてどこに何があるのか?をちょっとやってみようってことで。

いろいろ動いてみました。結果、少しだけ”近さ”が増したかな。


冬期休業中ですが、シェルパ斎藤さんのお店にも寄ってみました。ここはタコライスが美味いとか。好きなんです、タコライス。そういえばタコライスの評判を聞きつつ結局伺えないまま閉じてしまったカフェも山梨だったな・・・。

昼食は長坂駅付近まで移動して、ここで。



具無し!?
塩麹唐揚げも注文。
上は唐揚げ用のチリですね。
麺の下に、具。さらにスープ。唯一無二。
メニュー。町中華そのもの+居酒屋感が嬉しい。
頑張っていますね。

いや、この辺もおしゃれなカフェなんかどんどん増えててすごいんですよ。でもやはり出先での昼は出先ならでは、その上可能なら麺が食べたいんですね。ラーメン以外でも麺、大好きです。(でも丼も好きです。)

調べてたら出てきたのがこの店。お昼前の空いてる時間に到着できた。(役場・警察署前食堂でもあります。)

インパクト抜群、スープ焼きそば・・・の一種になるんですかね。

なんてったってパッと見、麺しかないんです。焼きそばなのにスープだし。

麺をあげると・・・キャベツと豚肉、若干の玉ねぎが待っている。具のボリュームは通常の焼きそばに比べると結構多め。だからソース味の肉野菜炒めに麵が乗っている感じでもある。

そのソース味がキモですね。甘すぎず辛すぎず。

麺がもう少し太麺で硬めだったら自分的にベストでしたね。リピートしちゃう。

唐揚げも美味かったですよ。塩麹がしっかり効いていて。味変用のスウィートチリもいいですが自分は醤油をちょっとだけ垂らして愉しみました。

ちなみにもう一つ気になる店があって。この日は偶然臨時休業だったので成駒屋にしたのですが・・・そのお店がココ。

https://www.instagram.com/kou_men_bou/?hl=ja

さめ・・・?

ってぇんで結構気になっていたんです。

しかし情報によると春からは清里・・・しかも国道沿い、ほうとうの小作の隣・・・で移転営業との由。チャンスはむしろ広がりましたね。この日訪店できなかったのは幸運ととらえましょう。

帰りにはこんなところにも。


パネルに限り撮影。

そう、こんな方所縁の図書館も。しかしもちろん氏のコーナーは充実も他の蔵書はもう一工夫欲しいな・・・とも感じました。

最後は有名スポット。


有名なメンチカツも粗挽きソーセージもなかったですが愉しい品揃え。しかし自分には少し高価な設定ですね。成城石井や紀伊國屋のような印象。たまに出かけて面白い仕入れをするには◎かな。

後から考えるとあれもこれも・・・と思ってしまいますが、半日のショートトリップとしてはナカナカじゃないでしょうか。

短期間に2度の山梨行き・・・ってほど離れてないんですけど。

印象深いショートトリップになりました。

次回は今月のピックアップを。

厳冬期はダメですね。本を買い過ぎてしまって。

ということで長いピックアップになりそうです。


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路


よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートは蔵書中心に本屋としての体力づくりに使わせていただきます。