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EVE-NG Cisco Catalyst SD-WANのデプロイ手順

割引あり

はじめに

EVE-NGのVersion6.2も出たことだし、CCIEの勉強としてもEVE-NG上でCisco Catalyst SD-WANの勉強をしようと思います。
とはいっても、まずはEVE-NG上でCatalyst SD-WANの学習で必須となる機器のイメージをデプロイ可能にする必要があるため、Catalyst SD-WANのイメージを使用可能にする手順を残そうと思います。

~ 注意 ~

本記事ではEVE-NG上でCatalyst SD-WANの機器イメージをデプロイ可能にするまでを手順として残してます。従って、機器間の接続やManagerへの登録など、設定関連については記載しておりません。

また、Cisco SD-WANはVersion20.12.1以降、Cisco Catalyst SD-WANとなりコントローラーの名称など変更になってます。本記事はCatalyst SD-WAN Version20.14.1を使用するため、Version20.13.1とValidatorのイメージファイル名など一部異なり点がございます。

リソースと構成

■Catalyst SD-WAN:20.14.1
・Managerのファイル名:viptela-vmanage-20.14.1-genericx86-64.qcow2
・Controllerのファイル名:viptela-smart-20.14.1-genericx86-64.qcow2
・Validatorのファイル名:viptela-bond-20.14.1-genericx86-64.qcow2
・cEdgeのファイル名:c8000v-universalk9_8G_serial.17.13.01a.qcow2

■デプロイ先環境
デプロイ環境:EVE-NG 6.2.0-3-Community Edition

■使用するツール
・WinSCP
・Teraterm
・Google Chrome

※Cisco Catalyst SD-WANの20.12.x以上のイメージをEVE-NG上で利用するためにはEVE-NGのバージョンが最低でもv6.0以上である必要があります。


EVE-NGでCisco Catalyst SD-WANイメージをデプロイする

Cisco Catalyst SD-WANでは少なくとも以下の4つの機器イメージをデプロイ可能にする必要があります。
 ・Cisco Catalyst SD-WAN Manager
 ・Cisco Catalyst SD-WAN Controller
 ・Cisco Catalyst SD-WAN Validator
 ・Cisco Catalyst SD-WAN Edgeルーター(Catalyst 8000Vを使用)

Manager, Controller, Validator、cEdge(C8000V)の4つをデプロイ可能にするまでを説明しますが、各イメージともおおむね以下の項目を説明する形となります。(Managerのみ追加のストレージ領域作成手順が必要です。
 1.EVE-NGサーバにイメージファイルをアップロード
 2.ファイル名のリネーム
 3.権限の設定
 4.EVE-NG GUI上に機器をデプロイ
 5.起動確認

次の章から各イメージのデプロイまで手順を説明していきます。


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