とくいち

2023年2月に札幌市中央区の場外市場に新しく出来たラーメン屋さん。
若い体力ありそうで明るい店主が好印象。
市場の中にあるためかコンクリート打っただけの床と質素すぎる内装には似合わない高級ラーメン店です。
有名フレンチのル・ミュゼのシェフ監修で「フレンチの技法を駆使した」ラーメンだそうだが、確かに従来のラーメンの延長線上にはないスープが味わえます。
値段の設定は札幌にしてはかなり高めです。

札幌の醤油系のラーメン店では10年ほど前から大通り近くの「Q」が有名でよく通ってましたが、だんだん順番待ちの列が長くなり、ついにはお店は地下なのに地上の歩道まで行列が伸びるのを見て別の店を探してました。
すると円山に「鋳 チウ」が出来て喜んでいたら今度また「とくいち」が開業してようやく醤油ラーメン難民から脱出することが出来ました。

値段が高いだけあって食材にはかなりこだわっているのがすぐにわかります。
ちなみに卵は開店時はAGRISCAPEから仕入れているとのことでした。(常時ではないようです)
中央に位置する大きな「泡」は昆布やだしから出来ているそうで、これをスープに溶かすと「味変」が楽しめるという説明ですが正直あまり味が変わったとは思えませんでした。泡の質量とスープの量を考えればそれほど味が変わるはずがないと思うのですが・・・
ただし味変しなくても丁寧に作っているので非常においしいと思います。

醤油ラーメン
子羊のラーメン 2023年3月
塩だったかな?
鶏ワンタン森のコンソメ2023年9月
鶏白湯マダチのソテーと菊芋入り 2024年2月
WAKAME煮干し出汁厚岸の牡蠣二個入 2024年2月


蝦夷鹿のジュ仙年味噌菊と胡椒 ジュとはスープの意 鹿肉と椎茸から作ったそぼろ入り
 2023年11月
フォンドボー根菜たまり醤油 牛骨からフォンドボーの技法で作ったスープ
2023年11月


場所柄からなのか、営業時間が朝から夕方までなので要注意です。
場外市場は観光客も多いので繁盛店になる予感がありますが公共交通機関から離れているのと場所がわかりずらいのが難点かも。

床がコンクリートなので冬は寒そうと思ってましたが一冬越しましたが意外と寒さで困ることはありませんでした。
開店から半年で日本橋高島屋の「北海道展」に出店するなど順調で昼時は行列が常態化しています。テレビの取材もすでにかなりの数のようで行列が長くならないことを願ってます。
しばらく限定メニューのみで醤油ラーメン食べてないことに気づく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?