見出し画像

母なる決意(永遠に犬を愛して守ると誓いたい)

今日、大切な愛する家族であるワンコを、
危うく失うところだった。

2日連続ワンコのことを書いていて、ネタが無いのだなと思われるかもしれない。まじでそうなんですよ。まじでそうなんですが「これは絶対にひ孫の代まで語り継がなきゃいけない。」と強く強く思ったので記しています。自分を戒めるためにも… 

◇◇◇

最近夫の外出と同じタイミングで家を出て散歩に行くようにしている。特に深い意味はなくて、ただ一緒に出たいから。そうして一緒にお出掛けするみたいな"気分"だけでも味わおうとしている。

今日も夫と同じタイミングで家を出た。嬉しい。
でもワンコは、なかなか出てくれなかったので無理にリードを引っ張って外に連れ出した。
散歩に行きたくなかったというより、めちゃくちゃ眠たかったのだと思う。
(暗い部屋で寝ていたのに、急に電気つけられて「え、まぶし…」と目を挟めた時の顔を終始してたから)

今日は燃えるゴミの日だった。

いつも夫がゴミを出してくれている。
でも、そういえば彼は自転車通勤をしているから、自転車に乗りながらゴミを出すのは億劫かもな。と今更ながら思い、ワンコを地面に下ろしてからゴミ袋を私が貰って、

「今日は私が捨てておくね」と言った。

私は「褒められるために生きてる!」がモットーなので、(昨日決めた、ちなみにこれは、ゆうこすさんの「モテるために生きてる!」の真似)
ゴミを捨てるという行動により「夫のありがとうを一丁頂きたい」という完全なエゴだった。そうしてしっかり「ありがとう」を頂戴して私は120%満たされていた。

一方ワンコは、
(クソ眠いし散歩だりいなぁ…あれやだ!ママ、僕の嫌いなビニールのでっかいやつ持ってるし、いつもと違う方向に連れていきやがる!さっきも無理やり引っ張られたし、僕も少しくらい思い通りに行かせてよ!バカヤロウこんちくしょうめ!)
という気持ちだったのだろう。(あくまで推測)

すごい力で反対方向に引っ張ってきた。

この時、ハーネスを止めているリードが首から外れかけて、耳の方に来てしまっていた。

やばいやばいと思ったものの、外れかけても
いつもすぐに戻ったり、耳から前に来たことはないから大丈夫と思い、ゴミを早く捨てることを優先した。

ゴミ袋を手放したと同時に、リードを掴んでいた手もすごく軽くなるのを感じた。


「え?」



振り返ると、
ワンコはリードもハーネスも外れて、家で寛いでる状態と同じ、丸裸になっていた。

私とワンコの1人と1匹は、状況把握をするのに
0.5秒くらい静止していた。
 

やばいやばいやばい、逃げてしまう…!!!


「お願い待って行かないで!!」
と叫び追いかける私。逆効果だった。

叫ぶ声と追いかける私に余計にびびって、
私から遠ざかる丸裸のワンコ。

ワンコが向かう先には朝の通勤時間で
割と車通りが激しい二車線がある。
それにいま私たちがいる場所も車道だし
この道をスピードを落とし走る車をあまり見たことがない。
いつ、車が入ってきてくるか分からない状況だった。冷静に。

「ほい、大丈夫よ〜こっちおいで〜」

と全然大丈夫ではなかったけれど、いつもと同じ口調でこちらを見つめるワンコに向かって話しかけながら近づく。
多分ワンコもどうしていいか分からなかったのだろう。そして相当焦っていただろう。
その場で固まっておしっこをし出した。

ゆっくり近づいて優しく腰に触れ
おしっこが終わるのを待つ。 

どうかいま、車が曲がってこないでくれ。
緊張が走る。未だかつてこんなに緊迫した状況に追い込まれたことがなかった。

幸い、車は曲がってくることはなく、
おしっこが終わったワンコもしっかりと無事に抱えることができ、ことなきを得た。

一旦ハーネスとリードを付け直すために家に戻る。ワンコは耳が下がり、尻尾も下がり本当に疲弊して、不安がっている様子だった。

・私がゴミを彼にお願いするか、ゴミを捨てるまでワンコをしっかり抱き抱えていれば。
・リードが外れかけることは2.3あったことにもっと恐怖を抱いていれば。
・リードが外れて、ハーネスが脱げる「可能性」を少しでも想像していれば。
・もう少しリードをきつめに首元で留めて、ハーネスももう少し強く着用させていれば。

という後悔と

・ワンコが走って逃げてしまい、道路を走る車に接触しなくて良かった。
・私たちがいた車道に車が入ってこなくて良かった。
・あの時ワンコがおしっこしてくれてよかった。あの時とちゃんとワンコを捕まえられてよかった。

という安堵が心に同居して、私も複雑な気持ちになった。
不安がるワンコに「大丈夫だよ。怖かったよね。本当にごめんね」と何度も声をかけたくさん撫でた。

◇◇◇

私たちの大事な大事な家族を 
危うく失うところだった。
私の不注意と、もしもの「可能性」を考えきれなかった想像力の欠如によって。

生き物を育てるということを
甘くみていたのかもしれない。
癒しを貰うだけではなく、大切に安全に育てていかなければ。


ワンコにとっては、野生動物として生きる形の方が本来あるべき姿なのかもしれない。
犬を飼うこと自体が人間のエゴかもしれない。それでも、飼うと決めたなら生涯この子が命果てる時まで、大事に育ててエゴを突き倒したい。


「あー危なかった。」という経験はきちんと学習して注意しないともっと大惨事を招く。
自動車の教習所で、「事故を起こしたことは【運が悪かった】ではなく【あなたの不注意】です。」と繰り返し言われたことを思い出した。

これからはもっとリードをしっかり留めて、ハーネスも外れる恐れがないように着用させよう。
もしもの「可能性」を考えられる人になろう。


鈴が大好きな散歩を嫌いになりませんように。

私はあなたを守れるママとなるよ、鈴。

画像1

(帰宅後、安堵の表情で眠る鈴。トイレの場所ベットだと思ってる。そこでおしっこできたこと一回しかないからね。もうベットでいいかもそれ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?