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【6月28日ワールドミッションレポート:🇺🇸米国「聖堂の長椅子が225人のホームレスのために寝台として提供される」】

ホームレスにとって、寝る場所の確保は簡単ではない。そのため彼らにとっては、睡眠不足が最も深刻な健康問題の一つなのだ。サンフランシスコにある聖ボニフェイス教会では、毎日平均225人のホームレスが聖堂の長椅子で安全と安眠を得ている。

これはグビオ・プロジェクトによるもので、NPO活動家のシェリー・ローダーとルイス・ヴィターレ神父によって、サンフランシスコのテンダーロイン地区にある聖ボニフェイス近隣センターの超教派NPOプロジェクトとして、2004年に共同設立された。このNPOは近年増加している路上生活から避難を必要とするホームレスの男女に対応するために始められたのだ。

NPOのウェブサイトには、「私たちのゲストが教会に入る時、何も質問はしません。来られる人々にとって障壁になるすべてを取り除くため、サインインシートや受付用紙もありません。誰も断わられることなく、全ての人が歓迎され、尊重され、尊厳を持って扱われます」と記されている。

教会は毎日12時15分のミサのために聖堂の前方1/3を使用する。そして後方の2/3をグビオ・プロジェクトが使用するのだ。


NPOによると「この取り組みは、私たちのホームレスの隣人たちに強力なメッセージを送ります。彼らは本質的に共同体の一部であり、家がある人たちが礼拝に来たときも、彼らが追い出されることはないのです。また、これは、ミサに参列する人々にもメッセージとなります。 教会の共同体には、疲れた人、貧しい人、精神的な問題を抱える人、そして濡れて寒く汚れた人たちも含まれるのです。休息の場所に加えて、教会は温かい毛布、靴下、衛生キット、そしてマッサージサービスも提供しています」と言う。

主イエスは、空腹の者、渇く者、宿無しの旅人、裸の者、病気の者、牢にいる者、これらの者を見舞い、彼らの必要に応じた者たちに「まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。(マタイ25:34~40)」と言われた。

グビオ・プロジェクトがそうしているように、神の愛が目に見える形で表されるとき、それは言葉を超えた説得力を発揮する。

見える形で表される神の愛が、それを必要とする人々に的確に届き、永遠の命の泉が湧き上がるよう祈っていただきたい。

(プロテスタント 35.3%,カトリック 21.2%,正教 1.7%,ユダヤ教 1.7%,イスラム 1.6%,無神論 16.5%, 他)

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