見出し画像

【10月4日&10月19日世界宣教祈祷課題:🇩🇪ドイツ🇩🇪】


ドイツの家の教会ネットワークのドイツホープの共同体は、現在推定1000以上だという。家の教会は2017年に500を超えたが、もはや数を数えるのをやめたそうだ。
さらに際立っているのは、これらの家の教会にいる人々のほとんどが新しい信者だということだ。
なぜこのような目覚ましい成長が起こったのかという質問に対して、ドイツホープの創設者マーカス・ローズ氏によると「理由はたくさんあります。私がいつも挙げるのは、私たちは、小さくあり続けることを止めなかったということです」と言う。

「なぜ人々はいつも『あなたの周りの成長の秘訣は何ですか?』と聴くのか不思議です。私は決まってこう答えます。『おそらく最も重要なことは、自分自身にそのような質問をしないことです!』私は、個人の生活における信仰的成長こそが、教会としての成長に必要な基盤であると考えています。第一ヨハネ2:12-14では、キリスト者の歩みとは、やがて自分の子供を持つ父親になることを期待される新生児のようなものです。それはキリストにあって、その御言葉と御霊において強くなることでです。この世の教えから、あなたが求めている答えを得るべきではありません」

「そのようにして、軌道に乗る人々を励まし、時間、賜物、資源を投入して共に行動する継続的なプロセスなのです。リーダーシップの最も重要な部分は、ただ観察することにあるのです。つまり、人々はすでに何を神から得ているのか、同じようなビジョンを持つ人々をどのように結びつけることができるのかを観察することなのです」

ローズ自身は、共産主義の東ドイツで育ち、15歳のときにキリストと個人的に出会った。1989年に壁が崩壊したとき、まだ10代だったにもかかわらず、彼は学校に連絡を取り、共産主義のカリキュラムの授業を、イエスの教えに置き換えることに興味があるかどうかを尋ねた。これによって多くの扉が開かれ、30のハウス・チャーチが設立されたのだ。

当初ローズ氏は、ヨナのように逃げていたが、彼はタイで、「教会は、その国で最も進歩的な機関であり、キリストにある新しい人々として売春婦と大富豪を集めて、変容させる力を持つ」ことを発見した。

2000年頃、彼はドイツに戻った。帰国以後は、表舞台で働くのではなく、水面下での働きに身を置き、未信者とつながり、彼らをキリストの道へと導き、弟子化するようにと、神の明確な指示を受けた。東ドイツは文化的に無神論であり、福音に対してほとんど無関心であった。彼にとっては大きなチャレンジだった。
ベルリンでの最初の3ヶ月で、神はローズに一握りの若者が洗礼を受けるというきっかけを与えた。ローズは「答えに至る公式はありません。私は単に出会った人々とつながり、純粋に彼らに関心を示し、自分は教会を建てるためにベルリンに来たことを伝え、彼らが関係を続けることに前向きであれば、電話番号をもらってフォローアップしたのです」と述べた。

するとすぐにドイツの他のいくつかの都市にネットワークが広がった。ローズは当初から、彼のビジョンはすべての地域とサブカルチャーで共同体が始まるのを見ることで、神がドイツから1万人の宣教師を起こされることだと伝えていた。

2010年以降、このネットワークは、ローズが「使徒的パターン」と呼ぶものを開発し、物事が一気に進み始めた
「神は私たちに、ドイツを90分で到達できる地域に分けるよう指示されました。それは、ドイツ人が土曜日に車で出かけたり、電車に乗ったりして、90分かけてある場所に行き、そこでアウトリーチをして人々を指導し、イベントや何かを企画し、病人のために祈り、スポーツをし、家族旅行にすることができる、というものでした。これは、人々があえてすることであり、ごく自然に感じられることなのです」とローズは語る。

ローズはまた、新しい信者が『霊的計画の3つのステップ』と呼ぶものに集中するのを助けた。

1.神に尋ねる。神があなたの人生に、あなたの人生を通して、あなたの周りの世界に確立させたいと望んでおられる特質を求める。

2.そのことに確信が持てるなら、自分のリソース(時間、お金)のうち、どれくらいをそのことに投資すべきかを神に尋ねる。

3.そして、具体的にどのプロジェクトに投資すべきかを神に尋ねなさい。

「こうすることで、人々が、神が自分たちに何を望んでおられるかを絶えず神に尋ねる空気が生まれます。教会が期待することでもなく、他人が望むことでもなく、神が言われることをするのです」

使徒的な使命を持つ新しい信者たちは、他の地域や国でも同じようなプロセスを始めるために、個人的なコーチングを受ける。こうして増殖が起こるのだ。

ローズ氏の今後のビジョンは、100の使徒的チームを立ち上げ、支援することにある。各チームは100の家の教会を支援することができ、こうすることでローズや使徒的働き手が、自分たちでは決して到達できない人々に到達することができるという。

現在、世界的な教会成長のエンジンは、既存の在り方に捉われない家の教会運動と弟子化が中心になっているように思われる。ドイツのような先進国でも同様のパターンが見られのは非常に興味深い。

弟子が弟子を生み、リーダーがリーダを生み、教会が教会を生み出すサイクルの確立が大きな鍵なのだろう。

ドイツの家の教会の弟子化運動が、なお拡大するように祈っていただきたい。

(プロテスタント32.4%,カトリック30.6%,英国教会0.1%,正教会1.9%,無神論者30.5%,イスラム4.4%,ユダヤ教0.3%,他)

※シェアはご自由にどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?